職業情報サイトの検索件数をもとにした人気職業ランキングが発表され、「ユーチューバー」が初めてトップ10入りした。このほかにも上位にはクリエイティブな仕事や、1位の「教師」をはじめとした資格の必要な仕事がランクインした。一方、医療・リハビリ・介護系職業の順位が低下。全体的に前年と比較して大きな変化が見られた。
YouTuberなどクリエイティブな職業が上位にランクイン
調査を行ったのは職業情報サイト「キャリアガーデン」を運営しているノードプレース。同サイト内検索クエリをもとに、2021年1月1日〜2021年12月31日に調査した。
今回、新たに「ユーチューバー」(前回15位)「イラストレーター」(前年14位→9位)「美容師」(前年11位→10位)がトップ10入りした。
100位までのランキング全体をみても、「プロゲーマー」「ゲームクリエイター」「ゲームプログラマー」などゲームに関連する職業の順位上昇が目立っている。
クリエイティブな職業が上位にランクインしているのは、コロナ禍によるおうち時間が増え、在宅でもできる仕事の需要が高まったことが理由として考えられる。
次にランキングの20位までを見てみよう。
順位(前回順位) | 職業 |
---|---|
1位(2位) | 教師 |
2位(7位) | 保育士 |
3位(1位) | 看護師 |
4位(4位) | 医師 |
5位(5位) | 公務員 |
6位(8位) | 警察官 |
7位(6位) | 薬剤師 |
8位(15位) | ユーチューバー |
9位(14位) | イラストレーター |
10位(11位) | 美容師 |
11位(12位) | 声優 |
12位(9位) | 管理栄養士 |
13位(3位) | ウエディングプランナー |
14位(13位) | 弁護士 |
15位(20位) | 獣医師 |
16位(17位) | 司書 |
17位(16位) | 建築士 |
18位(70位) | プロ野球選手 |
19位(21位) | 税理士 |
20位(25位) | パティシエ |
資格が必要な仕事も上位にランクイン
今回のランキングでは「教師」(前年2位→1位)が1位に選ばれた。教師がトップになるのは、この調査が開始された2013年以降で初めて。「教師」には小中高などが含まれるため検索件数が多くなる傾向にあるというが、2017年の7位から、5位、4位、2位と、ここ数年じりじりと順位を上げていた。
また、教師と同様、「医師」(4位)、「薬剤師」(前年6位→7位)、「美容師」(前年11位→10位)など、資格が必要な仕事がトップ10入りしている。
しかしながら、これまでの調査で常に2位以上をキープしていた「看護師」が今回は3位に。「管理栄養士」が前年9位から12位へ、「理学療法士」が前年10位から23位へと順位が下がっている。
「プロ野球選手」が急激に上がった理由はあの選手?
このほかにも、「プロ野球選手」(前年70位→18位)と「サッカー選手」(前年30位→21位)の順位などスポーツ選手のランクがアップしている。
特に「プロ野球選手」の52ランクもアップしたのは、大谷翔平選手が注目を浴びた影響かもしれない。
文/編集・dメニューマネー編集部
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