「敷金・礼金ゼロ」物件は怪しい?入居前に確認すべき5つのポイント【ゼロゼロ物件】

2022/04/17 23:00

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敷金と礼金がない「ゼロゼロ物件」は、初期費用を抑えられてお得だと思う人がいる一方で、不安に感じる人もいるだろう。もちろん良い条件のゼロゼロ物件もあるが、入居してから後悔してしまう可能性もゼロではない。入居を決めるときは、どんな点に注意すればいいのだろうか? 注意点1 家賃が相場より高めに設定されている 家賃の滞納や部屋

敷金と礼金がない「ゼロゼロ物件」は、初期費用を抑えられてお得だと思う人がいる一方で、不安に感じる人もいるだろう。もちろん良い条件のゼロゼロ物件もあるが、入居してから後悔してしまう可能性もゼロではない。入居を決めるときは、どんな点に注意すればいいのだろうか?

注意点1 家賃が相場より高めに設定されている

家賃の滞納や部屋の損傷があったときの担保として預けておく「敷金」や、大家さんへの謝礼金である「礼金」がない代わりに、家賃が相場よりも高めに設定されている場合がある。これは、退去時に必要になる「原状回復費」などを回収するためだ。

周辺エリアの家賃相場と比べて割高になっていないか、確認したほうがよい。

注意点2 入居時に他の名目で費用がかかる

敷金と礼金はかからないが、「清掃費」「クリーニング代」などの他の名目で入居時に費用がかかる場合があるので、見積書や契約書の内容は細かくチェックしておこう。

また、賃貸保証会社に「保証料」を支払わなければいけない場合もある。これは、退去時にかかる費用が支払われないリスクを大家さんが回避するためだ。

注意点3 退去時に費用が多くかかる

入居時と同様に、「原状回復費用」「鍵の交換費用」「修繕費用」などの名目で、退去時に多くの費用がかかることがある。

見積書や契約書の内容を確認するほか、分からないことがあれば仲介してくれている不動産会社に確認するといいだろう。

注意点4 短期間で退去すると違約金が発生する

できるだけ長く入居してもらうことなどを目的に、短期間で退去すると「短期解約違約金」がかかる場合がある。

契約内容によって金額は異なるが、例えば入居後1年未満の解約は家賃2ヵ月分、2年未満の解約は家賃1ヵ月分、のように設定されている。

注意点5 物件の条件が悪い

築年数がかなり経っている、駅から遠い、といった理由で人気がなく、空室を減らすために敷金と礼金をなしにしている場合もある。

物件の条件が自分にとってマイナス要素にならないか、チェックしたほうがよいだろう。

入居する際は写真を残しておくべき?

退去時にかかる費用は、自分もしくは大家さんが負担することになるが、もともと損傷していて入居者の責任ではない部分の費用まで請求されるトラブルもあるという。

契約条件に納得した上で、ゼロゼロ物件に入居することを決めたら、お互いの負担分をはっきりさせるため、入居時の状態を写真で残しておいたほうがよいかもしれない。

文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部

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