3割~4割安くなる!「田舎の親の介護」するなら知りたい飛行機代の介護割引

2022/04/23 11:00

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遠方に離れて住む親の介護をする人にとって悩みである交通費ですが、「介護割引」を使えば、飛行機に1万5000円以上も安く乗れます。 介護割引がある航空会社は4社 飛行機代は3割~4割安くなる 介護割引がある航空会社は、JAL(日本航空 <9201> )、ANA(全日空 <9202> )、スターフラ

遠方に離れて住む親の介護をする人にとって悩みである交通費ですが、「介護割引」を使えば、飛行機に1万5000円以上も安く乗れます。

介護割引がある航空会社は4社 飛行機代は3割~4割安くなる

介護割引がある航空会社は、JAL(日本航空 <9201> )、ANA(全日空 <9202> )、スターフライヤー、ソラシドエアの4社です。

割引率はおよそ3~4割で、例えば東京-福岡間の場合、JAL(日本航空)は4万1900円が2万6800円と36%割引になります。スターフライヤーは3万8900円が2万1300円で45%割引と、1万5000円以上安くなります。

割引対象となるのは、介護する人と介護される人の居住地の結ぶ、最寄りの空港の1路線限定です。直行便がない場合は経由地を指定できます。

介護割引の手続きには日数がかかる 必要書類をそろえて早めの申込を

介護割引には、次のような利用条件があります。

・介護される人が要介護・要支援認定されていること
・介護する人が、要介護者の2親等以内の親族、配偶者の兄弟姉妹の配偶者、子供の配偶者の父母であること

なお「2親等」とは本人から見て、祖父母や孫、兄弟姉妹などを指します。つまり、自分のおじ・おば(父母の兄弟姉妹)は対象になりません。

また申し込みに必要な書類が、戸籍謄本、公的書類(免許証など)、介護保険証、介護認定結果通知書などです。

さらに、スターフライヤー、ソラシドエアでは、介護パスを作成するために介護者の顔写真も必要です。

手続きには、インターネット申請で2日から5日、郵送申請で5日から10日程度かかります。

介護期間の平均は5年1ヵ月

介護が必要になると何度も帰省する必要が出てきます。介護保険の認定、ケアプランの作成、デイサービスなどの施設探しをしなければいけないからです。

介護にかかる期間の平均は5年1ヵ月ですから、遠距離介護が長期に渡ると交通費の負担も大きくなります。

夜行バスや長距離バスは割安ですが、移動だけで疲れてしまったり、体調を崩したりしがちです。飛行機を使えば体力や時間の面でメリットがあります。飛行機の事前予約割引は、急な帰省には利用できませんが、介護割引に登録しておけば、飛行機に乗る当日に航空券を買っても割引が適用されます。介護割引は、遠方に住む家族を介護する人にとって心強い味方といえそうです。

文/編集・dメニューマネー編集部
画像・beeboys / stock.adobe.com

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