近年「GABA」が配合されたチョコレートやサプリメントを多く見かけるようになりました。GABAとは人間の体内に存在するアミノ酸の一種で、睡眠の質向上や血圧降下、ストレス緩和などの効果があると報告されています。野菜や果物などにも含まれるGABAですが、ある言葉の略語です。

一体、「GABA」とは何の略語でしょうか。

GABAは、興奮やストレスを抑制するブレーキ

GABAは、γ-アミノ酪酸を意味する「gamma-aminobutyric acid」の頭文字からできた略語です。GABAは、神経伝達物質でアドレナリンの分泌を抑え、脳内で興奮した神経を安定させる手助けをします。睡眠中に体内で生成されますが、過度な興奮状態やストレスが続くと大量に消耗してしまいます。GABA不足になると睡眠の質が低下するため、生成されるGABAも減り悪循環になるといわれています。

GABAはサプリメントや機能性表示食品などに頼らず、身近な野菜や果物からも摂取することが可能です。例えば、トマト・なす・かぼちゃ・みかんなどは手に入りやすい食材です。また、キムチや味噌、ヨーグルトなどの発酵食品にも多く含まれています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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(2022年2月20日公開記事)