4月入社で2ヵ月も収入がなくなる?「年度替わりの転職」3つの注意点

2022/04/30 08:00

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年度替わりに転職すると、入社当月の3月や4月だけでなく、5月以降の給料にも影響します。額面からいつ何が引かれるのか、手取りを勘違いすると、生活費が足りなくなるかもしれません。転職後の新生活で困らないために押さえるべき点をまとめました。 注意点1 入社当月は給料の振込があるかどうか 給料が翌月払いの会社であれば、入社当月

年度替わりに転職すると、入社当月の3月や4月だけでなく、5月以降の給料にも影響します。額面からいつ何が引かれるのか、手取りを勘違いすると、生活費が足りなくなるかもしれません。転職後の新生活で困らないために押さえるべき点をまとめました。

注意点1 入社当月は給料の振込があるかどうか

給料が翌月払いの会社であれば、入社当月に給料は振り込まれません。4月入社の場合、4月に働いた分をもらえるのは5月です。4月勤務分が5末に振り込まれる会社なら、4月に入社してから振込日5月31日まで、2ヵ月間も収入がなくなります。

また入社当月に給料をもらえる場合でも満額とは限りません。例えば締日10日・当月25日払の会社なら、3月1日入社の人には、10日までの勤務分が3月25日に振り込まれます。入社月の給料は1ヵ月分ではなく10日分です。

注意点2 住民税はいつから引かれるのか

住民税は、6月から翌年5月までの1年間、毎月の給与から引かれる仕組みです。しかし、例えば3月に退職して4月に新しい会社に転職する人は、引かれ方が変わります。5月までに引かれる予定だった住民税が、3月の退職時に一括で引かれることが一般的です。

転職後、新たな勤務先で4月や5月に給料をもらっても、退職時に納付済であれば住民税は引かれません。しかし6月からは、住民税の給与天引きが再び始まります。つまり5月と6月の給与(額面)が同じでも、住民税が引かれ始める6月以降は手取りが減るのです。

注意点3 夏と冬のボーナスはもらえるのか

転職後の夏のボーナスは、もらえない、もしくは僅かです。一方で冬のボーナスは、4月~9月の勤務実績が基準の会社なら満額もらえます。ただし賞与規定は会社によって異なり、満額にならない場合もあるので、転職先に確認するほうが良いでしょう。

転職の前と後ではいろいろなことが変わります。締日と支払日など、給与規定が違う場合があるので、よく分かっていない人は、転職先企業に早めに確認しておきましょう。

文・大垣秀介(マネーライター)
編集・dメニューマネー編集部

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