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大学生の「一人暮らし」はいくらかかるのか 仕送りの相場は?

2022/04/29 23:00

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大学受験が終わって入学が決まると、一人暮らしをする学生も多い。引っ越しの際の初期費用や、月々の生活費などの様々な費用が発生するが「結局いくらかかるのか不安」という親もいるだろう。また、仕送りの相場はどれくらいなのだろうか? 一人暮らしの「初期費用」の内訳は3つ 大学生の一人暮らしにかかる初期費用は、「物件の契約費用」「

大学受験が終わって入学が決まると、一人暮らしをする学生も多い。引っ越しの際の初期費用や、月々の生活費などの様々な費用が発生するが「結局いくらかかるのか不安」という親もいるだろう。また、仕送りの相場はどれくらいなのだろうか?

一人暮らしの「初期費用」の内訳は3つ

大学生の一人暮らしにかかる初期費用は、「物件の契約費用」「家具・家電代」「引っ越し代」の3つに大きく分けられる。

いくつかの賃貸紹介サイトの情報をもとにすると、これら3つを合わせた初期費用の相場は、50万円前後だ。

敷金・礼金、仲介手数料、家賃などが含まれる「物件の契約費用」は、家賃のおよそ5ヵ月分が相場。例えば家賃が6万5,000円であれば、約33万円かかる。

「家具・家電代」は、商品のサイズやメーカーによって差が出るが、10〜20万円程度かかる場合が多いようだ。

「引っ越し代」は、荷物の量や距離に応じて3〜10万円ほどかかる。

「月々の生活費」はいくら?

1ヵ月にかかる生活費の全国平均は約12万円だ(全国大学生協連 第56回学生生活実態調査 2020年実施)。

その中でも特に大きな割合を占めるのは、やはり家賃。平均は5万2,910円であるため、生活費の半分近くを家賃が占めている。

次に多くかかるのが食費で、平均は2万4,570円。他にも、交通費や娯楽費、書籍費などがかかる。

首都圏で一人暮らしするときの「仕送り」の相場は?

子どもが一人暮らしをする場合、仕送り額に悩む親も多いだろう。

東京・埼玉・千葉・神奈川の首都圏の私立大学生に限定すると、仕送り額の平均は8万2,400円だ(東京私大教連 私立大学新入生の家計負担調査 2020年度)。

調査元が異なるため一概に比較はできないが、仕送り額の全国平均は7万410円で(全国大学生協連)、首都圏のほうがやや高い傾向にあるのかもしれない。

ただ、いずれの仕送り額でも、12万円という平均生活費の全てを賄うことは難しく、奨学金を利用する、バイトをするといった何らかの方法で、収入を得ている学生がいることがうかがえる。

万が一仕送り額が不足する場合は、どのように費用をねん出するかも検討しておきたい。

文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部

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