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がんになったら保険料を払わなくていい?保険料が免除になる3つのパターン

2022/04/30 11:00

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がんなどの病気にかかった時に心配なのがお金です。保険金はおりるのか。治療で仕事ができなくなったら生活費は大丈夫か。治療にはいくらかかるのか──。そんなお金の悩みの一つに、「保険料は払い続けなければいけないのか」ということがあるでしょう。 しかし、がんなどの大病にかかると、それ以降保険料を払わなくても保険が続けられる仕組

がんなどの病気にかかった時に心配なのがお金です。保険金はおりるのか。治療で仕事ができなくなったら生活費は大丈夫か。治療にはいくらかかるのか──。そんなお金の悩みの一つに、「保険料は払い続けなければいけないのか」ということがあるでしょう。

しかし、がんなどの大病にかかると、それ以降保険料を払わなくても保険が続けられる仕組みがあります。

保険料の払込が免除になる3つの場合

保険料を支払わなくてもいい仕組みは、「保険料払込免除特約」といい、ほぼすべての保険に付けられる特約です。

保険料の払込が免除になる場合には、大きく分けて次の3つがあります。

① がんなど三大疾病などの「疾病(疾患)」にかかった場合。
② 要介護認定を受けたり、身体障害者手帳を交付されたりした場合。
③ 約款に定められている身体障害状態(ペースメーカーや両耳の聴力を完全に失った等)に該当した場合

保険料払込免除特約の注意点

払込が免除になる場合のうち、一つ目の「三大疾病」で払込免除になるパターンは要注意です。なぜなら、「三大疾病」といっても保険会社や保険種類ごとに三大疾病の該当要件が異なるからです。

会社や保険によって異なる点は、「がんに上皮内新生物が含まれるかどうか」「心疾患は急性心筋梗塞以外の心疾患でも該当するか」「脳血管疾患は脳卒中以外も該当するか」などです。

特に心疾患や脳血管疾患の場合は、払込免除に該当する入院日数が保険によって異なるので、これから保険に入るならよく比較しましょう。

保険料払込免除特約を付けた場合と付けなかった場合の保険料比較

払込が免除になるのは「特約」のため、保険に加入する際に絶対に付けないといけないわけではありません。当然、特約をつけた分、支払う保険料は高くなります。ある保険会社で特約を付けた場合と、付けなかった場合を比べてみましょう。

条件

40歳男性
・入院日額5,000円(60日型)
・手術特約5万円
・入院一時金特約10万円
・先進医療特約付き

この場合、保険料払込免除は付けないと、保険料は月額2,891円ですが、もし免除特約をつけると、同4,137円となります。

保険料の差額は毎月1,246円です。80歳まで保険料を払い続けるとすると、68歳より前に三大疾病になれば、三大疾病払込免除特約を付けたほうが(それ以降は払わなくてよくなるため)総払込保険料は少なくなります。

この特約はすべての保険に付けられるので、これから保険に入ろうと考えている人は、必要かどうか、もし付けると支払額がいくらになるか比べてみるとよいでしょう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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