「課税証明」と「納税証明」ってどう違う?

2022/03/01 11:30

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同じ内容が記載されているのではないかと思えてしまう「課税証明」と「納税証明」。どちらも税金の状況が分かるものですが、証明する内容は微妙に違いがあります。 以前は車検のときに「自動車税の納税証明書」が必要でしたが、今は提出不要のケースが増えています。使う機会が限られる「課税証明」と「納税証明」ですが、2つの違いが分かりま

同じ内容が記載されているのではないかと思えてしまう「課税証明」と「納税証明」。どちらも税金の状況が分かるものですが、証明する内容は微妙に違いがあります。

以前は車検のときに「自動車税の納税証明書」が必要でしたが、今は提出不要のケースが増えています。使う機会が限られる「課税証明」と「納税証明」ですが、2つの違いが分かりますか?

収入証明として利用できる「課税証明や納税証明」

「課税証明」とは、課税された住民税額を証明するものです。課税証明書には証明年度の前年の所得金額が記載されるので、公的な収入証明としても利用できます。課税証明には社会保険料控除などの控除額、扶養家族の人数なども記載されます。

課税証明が必要になる例として扶養申請が挙げられます。被扶養者となる人が無収入、もしくは扶養できる条件に納まる収入であることを証明するために、提出を求められることがあります。

「納税証明」とは、確定申告をした場合の納税額や所得金額、未納の税額がないことを証明するものです。納税証明には大きく分けて4種類あります。納税証明書「その1」は指定した税目の納付すべき税額と、納付済額および未納額を証明します。

納税証明の「その2」は所得金額、「その3」は未納税がないこと、「その4」は指定する期間に滞納処分を受けたことがないことをそれぞれ証明します。

納税証明や課税証明は、住宅ローンなどの融資審査を受ける際に提出を求められることがあります。確定申告が必要な個人事業主や法人の代表は納税証明を、給与所得者は課税証明または住民税決定通知書を提出するケースが多いです。

解答:「課税証明と納税証明」の違いとは……

課税証明とは住民税額と前年度の所得金額を証明するもので、納税証明とは納税すべき額と納付状況を証明するものです。融資の審査では信用面と所得の両方が見られていることになります。

文/編集・dメニューマネー編集部

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