シェアハウスやDIY可能物件など共同住宅事情は多様化しています。しかし賃貸物件を探すときにまず考えるのが「アパートとマンションどちらにするか」ではないでしょうか。
アパートよりマンションの方が高級なイメージはあるものの、2つの線引きはどこかと言われると答えにくいものです。「アパート」と「マンション」の違いが分かりますか?
不動産投資でもよく比較される「1棟」と「区分」
「アパート」と「マンション」はどちらも集合住宅ですが、明確に区別されているわけではありません。同じ集合住宅でも木造アパートと高層マンションではあまりにもイメージするものが異なります。そのため不動産業界では慣習的にアパートとマンションを区別しています。
「アパート」とは主に2階建ての集合住宅のことです。ほとんどの場合、アパートは木造または軽量鉄骨造で建てられます。1棟のアパートには複数の住戸がありますが、通常は1人のオーナーが1棟まるごと所有します。
「マンション」とは3階建て以上の集合住宅です。マンションはアパートよりも強固な構造をしており、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造などで建てられます。
マンションの所有者は住戸ごとに異なる場合と、1棟すべて同じ場合があります。各部屋の所有者が異なるのは、分譲という売り出し方があるからです。
分譲とは土地や建物をいくつかに区分けして売ることです。各住戸の所有者は、区分所有権という分譲マンション特有の所有権を持ちます。区分所有の持ち分は「全部屋の面積(共用部分は除く)」に対する「所有する部屋の面積」の割合で表されます。
平成14年に施行された「マンションの建替え等の円滑化に関する法律」では、2人以上の区分所有者がいて、居住用の専有部分があるものをマンションとしています。
解答:「アパートとマンション」の違いとは……
アパートとは主に2階建ての集合住宅のことで、マンションとは、鉄筋コンクリート造などの3階以上の集合住宅のことです。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2022年3月3日公開記事)
