全国各地で大雪のニュースが相次ぎ、車庫、物置などが壊れるなどの被害が出たようです。家を持っていて保険に入っている人は少なくないでしょうが、車庫や物置などの被害にも保険は使えるのでしょうか。

門、塀、物置、車庫などは火災保険の補償対象に含まれている？

家や車庫などの建物にかける保険は一般に「火災保険」ですが、「建物」が対象の火災保険に入っていれば、物置、車庫などは「建物付属設備」として補償対象になります。台風などの自然災害で被害を受けた場合、修理費用が補償されます。ただ地震の被害は地震保険に入っていないと、対象になりません。

ただし、保険の対象が「建物」ではなく、「家財」のみの場合は対象になりません。「家財」には門や塀などは含まれないからです。

火災保険で雪災は補償される？

それでは「大雪による被害」は対象なのでしょうか。火災保険の補償対象に「雪災」が含まれていれば、対象となります。

雪災は、多くの火災保険で補償の対象になっています。例えば、損害保険ジャパンの火災保険では、雪災を補償項目から外せないので、火災保険に入っている人は全員対象です。

ただし、雪解けによる洪水は雪災ではなく、水災の補償対象になります。降雪地域に住んでいる人は、水災が補償対象になるか確かめておきましょう。

保険の請求に必要なものや？注意点は？

保険金請求に必要なものは、保険会社から送られてくる保険金請求書、写真、見積書です。写真は自分のスマホで撮ったもので問題ありませんが、見積書は業者に依頼する必要があります。

保険会社は見積書と写真から査定し、見積書の金額をベースに認定金額を決めます。受け取った保険金は必ず修理に使わなければいけない訳ではなく、自由に使えます。

また、火災保険は事故が起きてから3年以内に請求する必要があります。逆にいえば3年以内の災害なら今からでも請求できます。とはいえ、写真と見積書が残っていないと過去の事故を立証できないので、請求が難しいかもしれません。

文/編集・dメニューマネー編集部

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