2022年に「創業100周年」を迎える企業は、東急 <9005> 、フジパン、福島銀行 <8562> など1065社もあります。100年前の1922年は和暦で言うと大正11年。ところがフジパンの「設立」は公式ホームページで昭和26年になっています。
「創業」と「設立」は同じようなイメージがありますが、2つの内容は異なります。どう違うか分かりますか?
創業と設立日は一致しないことが多い
「創業」とは、新しく事業を始めることです。「創業」はホームぺージの会社概要、もしくは沿革から調べることができます。会社概要にどのような情報を載せるのか決まりはありませんが、多くの会社がそのようにしています。
会社概要には「創業」の代わりに「設立」が載っていることや、両方が記載されていることもあります。
「設立」とは、法人の所在地において設立登記をすることです。登記することで会社は法人格を得て、会社名で契約行為ができるようになります。設立登記には取引の相手方に知らせる必要のある事項が登記されます。
設立登記の項目は会社法で定めらます。登記する事項は目的、商号、所在地、資本金、代表者の氏名など様々で、会社の種類によっても異なります。株式会社の場合は、株式の種類や内容などについても登記することが義務付けられています。
「設立」と「創業」の年が一致しないのはよくあることです。新しく始めた事業が軌道に乗ってから会社を設立する場合もあれば、その逆もあるからです。
解答:「創業と設立」の違いとは……
創業とは新しく事業を始めることで、設立とは法人の設立に関する登記をすることです。震災や情勢の変化に対応し続けてきた老舗企業にとって周年記念は特別なものです。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2022年3月5日公開記事)