スシローとくら寿司、年収が高いのはどっち?くら寿司は新卒を年収1000万円で募集?

2022/05/03 16:00

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回転寿司大手のスシロー <3563> とくら寿司 <2695> 、社員の年収が高いのはどちらなのでしょうか?業績や最新の取り組みにも注目です。 課長で1,000万円超えのスシロー、新卒に1,000万円のくら寿司 有価証券報告書、公式HPによれば、最新の平均年収はスシローが605万円、くら寿司が4

回転寿司大手のスシロー <3563> とくら寿司 <2695> 、社員の年収が高いのはどちらなのでしょうか?業績や最新の取り組みにも注目です。

課長で1,000万円超えのスシロー、新卒に1,000万円のくら寿司

有価証券報告書、公式HPによれば、最新の平均年収はスシローが605万円、くら寿司が454万円。スシローが150万円ほど上回っています。

加えてスシローは職位別の年収も公開しており、店長で719万円、課長で1,023万円。さらに年間休日や離職率など働きやすさに関する情報も明らかにするなど、待遇には自信を持っている様子。

対してくら寿司も2020年に、TOEIC800点、簿記3級以上など条件付きながら、新卒を年収1,000万円で募集するなど、こちらも工夫を凝らしています。

好調のスシロー、伸び悩むくら寿司

年収の差と同じように、ここ数年の業績でもスシローとくら寿司の間には格差が生まれています。

スシローのFOOD & LIFE COMPANIESは過去5年間で売上高、営業利益ともに右肩上がりで成長し、それぞれ54%、149%も増加しました。

対してくら寿司はほぼ横ばいで推移。売上高はやや増えていますが、利益はコロナ禍のここ2年ほどをはじめ減少傾向にあります。

原料にテクノロジー活用、自動化、映え店舗などの取り組みも

業績に明暗が表れる両社ですが、それぞれ業績向上を目指してユニークな取り組みが目立ちます。

スシローは原料用に「培養魚肉」の開発を進めるほか、案内や会計の自動化、持ち帰りロッカーの導入などで省人化を進めています。

対してくら寿司はAIを活用した「スマート養殖」を開始。また、原宿に「映え」を意識した店舗をオープンし「Z世代」を狙うなど、客層の開拓にも力を入れます。

回転寿司業界1位を争うスシローとくら寿司、時代に合わせた最先端の取り組みは果たしてうまくいくのでしょうか。

文/編集・dメニューマネー編集部
画像・naka / stock.adobe.com(画像はイメージです)

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