ファーストリテイリング <9983> の株価を予想する上でのプラス材料(株価上昇につながる材料)とマイナス材料(下落につながる材料)をそれぞれ2つずつ挙げた(2022年2月末時点の情報によります)。
プラス材料 | マイナス材料 | |
---|---|---|
海外が好調で今期は過去最高益へ | ① | 国内既存店売上6ヵ月連続で前年比マイナス |
アフターコロナで国内消費回復期待 | ② | 原材料、物流コスト高で値上げも |
2つのプラス材料
① 海外が好調で今期は過去最高益へ
最新四半期(21年10-12月期)の売上は1%増、営業利益6%増と小幅ながらも増収増益をキープした。国内ユニクロ売上は11%減、営業利益19%減と苦戦したが、海外ユニクロ売上が5%増、営業利益45%増と過去最高で国内を補った。今期(22年8月期)は小幅ながらもコロナ前の18年8月期を抜いて過去最高益を更新する見込み。
② アフターコロナで国内消費回復期待
国内アパレル最大手であり、個人消費を代表する銘柄である。アフターコロナで消費が急回復すれば株価へのインパクトも期待出来る。政府予想の22年度のGDP成長率予想は3.2%増。個人消費は4.0%増と昨年落ちこんだ反動で大きな伸びを見込んでいる。
2つのマイナス材料
①国内既存店売上6ヵ月連続で前年比マイナス
オミクロン株の影響もあり、国内ユニクロ既存店売上は依然として低迷している。21年1月は前年同月比7.1%のマイナス。21年8月以来6ヵ月連続で前年同月比を割り込んでいる。今期(22年9月〜22年1月)の5ヵ月累計では8.6%減である。
②原材料、物流コスト高で値上げも
足元の原材料高、物流コスト上昇で商品によっては値上げをせざるを得ない状況のようだ。前回の原油高局面の2014年〜15年にかけて2年連続の値上げを実施した。その結果客離れを招いたことがあるだけに慎重に対応していく考えのようだ。
文/編集・dメニューマネー編集部
※この記事の目的は個別銘柄への投資の推奨ではありません。株価や業績に関する情報は変わることがありますので、投資を検討される際は必ずご自身でお確かめください。
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(2022年3月7日公開記事)