普段何気なくやっているその行為、知らないうちに損を招いているかもしれない。節約しているつもりが実は、お金を無駄遣いしている。それではいつまで経ってもお金は貯まらない。ここでは、日常生活において、無意識にやってしまいがちなNG行為を紹介する。
今すぐやめて!食費が高くなるNG行為
毎月かかる生活費の中で大きな比重を占めるのが、食費だ。「贅沢をしているつもりはないのに、なぜか食費が高い」という人は、まず普段の買い物や食事を見直してみよう。ここでは、食費が高くなりがちなNG行為を紹介する。
自炊よりも外食や総菜が多い
食事を抑えるのに効果的なのは、自炊をすることだ。自炊の頻度により、食費は大きく変わってくる。
外食する際の費用には、食材だけでなく調理する費用や場所の費用、サービスの費用などが含まれる。
忙しくてつい外食や総菜に頼る頻度が高くなるということもあり、全く使わないのは難しい。よって、できる範囲で自炊の頻度を増やしたほうが良い。
スーパーで買い物するよりも割高にはなるが、食材や献立の材料を配送してくれるサービスなら食材を無駄にする心配がない。まずは自炊頻度を上げるために取り入れてみるのもいいかもしれない。
余分な買い物や嗜好品が多い
余分な買い物や嗜好品で食費がかさんでいるケースもある。
節約のつもりでまとめ買いするも期限切れで破棄してしまった経験はないだろうか?
安いものを買うことで満足してしまい、きちんと食べ切らないのであれば、結局お金の無駄使いとなる。
また、スーパーに行くとお菓子やお酒、ジュースなどの嗜好品を買うのが習慣になっている人も少なくない。
ひとつひとつはそれほど高いものでないかもしれないが、頻度が高いと食費を圧迫する原因にもなり得る。
無計画で買い物に行く
何を買うか決めていない状態でスーパーに行くのも、食費が高くなる原因といえよう。
計画を立てていないと、とりあえず安いものや余分なものを買ってしまいがち。家にある食材を買ってしまい、無駄になってしまうこともあるだろう。
また、無計画では買い忘れなどが発生し、買い物の頻度が高くなる傾向にある。
買い物に行く頻度が多いほど、出費はかさんでしまうため、買うべきものや予算、頻度をきちんと決めるのがベストだ。
水道代が高くなる絶対NG行為
家の水道料金を高いと感じる人も多いのではないだろうか?家計の見直しで食費や光熱費に目をつける人もいるはず。なぜなら毎日使うからこそささいなことに気をつけるだけで節約につながる可能性が高いからだ。ここでは、水道料金が高くなるNG行為を紹介する。
シャワーの水を出しっぱなしにしていない?
生活の中で多くの水を使う場所といえばお風呂。湯船だけでなくシャワーを利用する人も多いはず。特にシャワーは、少しの工夫で節約することができる。
頭や顔を洗っている際に水を出しっぱなしにしていないだろうか?実は、シャワーの水を出しっぱなしにすると毎分10~12リットルほどの水を無駄にしている可能性がある。こまめに水を止めたり節水できるシャワーヘッドに替えたりすると良いだろう。
トイレの水って使い分けている?
最新モデルのトイレは、節水タイプが多い傾向にある。便器メーカーTOTOの調査によると1987~2001年の旧モデルにおける便座標準洗浄水量は1回あたり約13リットル、1999~2004年の商品は「大が約8リットル」「小は約6リットル」だった。つまり「小」を利用するほうが節約できる。
つい習慣でどんなときでも「大」を使っている人もいるかもしれない。「小」の水量で十分と判断すれば「大」でなく「小」を使うように心がけてみてはいかがだろう。
家族一人ひとりが使い分ければ、これまでよりも水道料金を節約できるはずだ。
電気代の「節約になっていない」NG行為
節約を心がけていても「思ったより電気代が高い」と感じたことはないだろうか?その節約法が間違っているかもしれない。
エアコンをこまめにオン-オフする
夏はエアコンを使う機会が多い季節。節約のためと思ってエアコンをこまめにオンオフするのは逆効果なこともある。エアコンが電力を大きく消費するのは、室温を設定温度まで下げるときだ。
扇風機を使わずエアコンだけ使う
電気代がかさむエアコンだけでなく、扇風機まで使うと電気代がかかりそうだが、エアコンの温度を上げて扇風機を併用したほうが電気代の節約につながるかもしれない。
白熱電球や電球型蛍光ランプを使い続ける
電球には白熱電球と電球型蛍光ランプ、そしてLEDランプの3種類がある。
わざわざLEDランプに買い換えるのはもったいない気がするが、LEDランプに買い換えれば節電になり、ランプ寿命も長くなる。
冷蔵庫にたくさんものを詰め込む
冷蔵庫にものを詰め込みすぎると、冷蔵庫の電力を大きく消費してしまう。
EECJ省エネルギーセンターによると、冷蔵庫にモノを詰め込んだ場合と、半分にした場合を比べると、年間で約43.84kwhの省エネと年間で約960円の節約になるそうだ。
冷蔵庫にモノを詰め込みすぎると冷気の流れが悪くなり、ものが均一に冷えないため余分な電力を消費してしまう。常温で保存できるものや長期間食べずに放置しているものは冷蔵庫から出したほうが良い。
古い冷蔵庫を大事に使い続ける
新しい家電製品の購入費用を節約するため、古い家電製品を大事に使い続けていないだろうか?
何かを大事に使うことは良いことだが、10年以上使っているなら買い替えたほうが節約になるかもしれない。
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電気代の「節約になっていない」NG行為5選──「節約のつもり」でも……
文/編集・dメニューマネー編集部
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