働かずにお金を手に入れることを指す「不労所得」という言葉が3月8日、Twitterのトレンドに入りました。ここ数年、「FIRE」ブームということもあって注目されていますが、なぜあらためてこの言葉が注目されているのでしょうか。
お笑い芸人「アパート経営で月35万の収入」がきっかけ?
Twitterでは同日、「不労所得」を含むツイートが1時間で170以上ありました。ツイートをみると、投資初心者と既に不労所得を得ていると思われる上級者に分かれていて、上級者だと自分が稼いだ金額を細かく載せています。
発端は不明ですが、一つにはお笑い芸人・コウメ太夫さんが6日に放送された読売テレビの番組で、アパート経営について話したことがきっかけかもしれません。
番組では「不労所得」が特集され、コウメ大夫さんがアパート経営での収入が毎月35万円で、手元に25万円くらい残ると明かしたといいます。
多くの人が「うらやましい」と思っている不労所得ですが、一方で「働かずにお金を得ようとするとはけしからん」という声もあります。
「投資初心者」という言葉もトレンド入り
同じタイミングでTwitterでは「投資初心者」というハッシュタグもトレンドに入りました。
ここ数年、iDeCoやNISAのほか、1株から買えるスマホ証券も生まれ、初心者が投資や運用を始めやすい環境ができつつありました。
しかし今年に入って、長年好調だった米国株が急落し、さらにロシア軍によるウクライナ侵攻で先行きが不透明になっています。最近、ガソリンや小麦などさまざまなモノの価格が値上がりしています。多くの投資初心者が「せっかく始めたものの、何に投資したらいいのか分からない」と悩んでいるのかもしれません。
こうした背景から、「投資初心者」「不労所得」という言葉がSNSで注目されたのではないでしょうか。
文/編集・dメニューマネー編集部
【関連記事】
・4月に変更!「年金を多く受け取る」ために知りたい3つのこと
・初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部サイト)
・節約のつもりが損!「電気、水道、食費」が高くなるNG行為
・株主優待をタダ取りする裏ワザとは?(外部サイト)
・定年後の再雇用で年金が増える人、減る人【老後の備え】
(2022年3月9日公開記事)