クルマを「手放す」なら3月中、「買う」なら4月2日以降にしたほうがいい理由【自動車税】

2022/03/13 11:00

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車を買う日や売る日が1日違うだけで、税金が1年分多くかかることがあります。自動車税のことをわかっていないと、手続きが複雑になって余計な手間がかかることも。同じ車を売り買いするなら、費用や手間は抑えたいところです。どうすればよいのでしょうか。 軽自動車税は4月1日の所有者に1年分かかる 4月1日に軽自動車を持っていると軽

車を買う日や売る日が1日違うだけで、税金が1年分多くかかることがあります。自動車税のことをわかっていないと、手続きが複雑になって余計な手間がかかることも。同じ車を売り買いするなら、費用や手間は抑えたいところです。どうすればよいのでしょうか。

軽自動車税は4月1日の所有者に1年分かかる

4月1日に軽自動車を持っていると軽自動車税がかかります。4月2日以降に買うとその年度はかかりません。

逆に軽自動車を手放す場合は、4月2日に売っても4月1日に持っていれば、税金を1年分払わなければいけません。廃車や売却を予定しているなら、4月以降よりも3月中に手続きを終えるのが良いでしょう。

普通自動車にかかる自動車税は月割で計算する

普通自動車を持っている人には自動車税がかかります。軽自動車税と違って月割計算です。3月31日と4月1日、車を買う日が1日違うだけで、税金が1ヵ月分変わります。

また車の購入日が4月1日でも4月30日でも、1ヵ月分の税金がかかります。日割計算はされません。車を買うなら月の後半より前半がお得です。

普通自動車を年度途中に廃車にすると税金の手続きが必要になる

自動車税は4月1日の所有者が1年分を払いますが、年度の途中に廃車にした場合は、払い過ぎた分が戻ってきます。業者に売る場合は、売却日以降の期間に対応する税額を計算して、下取り価格に含めて上乗せしてくれることが一般的です。

ただ廃車にして払い戻しの手続きをすると、数ヵ月ほどかかります。税金がすぐに戻ってくるわけではありません。何ヵ月分も多く払って何万円も立て替えた状態になると、家計が苦しくなるかもしれません。

3月中に手続きをすれば、新年度分の自動車税はかからず、納税や払い戻しの手続きをせずに済みます。3月は運輸支局が混んでいて時間がかかることがあるので、車を手放すつもりなら早めに申請しましょう。

文・大垣秀介(マネーライター)
編集・dメニューマネー編集部

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