広く普及している取引の「リース」や「レンタル」。どちらも借りて使用する契約ですが、2つの内容は全く異なります。
「リース」や「レンタル」をする身近なものと言えば、「社用車」や「レンタカー」が挙げられます。どちらかと言えば「リース」は会社がするもの、「レンタル」は個人がするものというイメージもありますが、どのように違うか分かりますか?
リースは、初期費用を抑えて高額な物件を導入できる
「リース」とは、ユーザーの代わりにリース会社が特定の物件(設備機器など)を購入し、ユーザーから使用料を得ながら一定期間貸し出す取引のことです。使用料のことをリース料、貸し出し期間のことをリース期間といいます。
リース会社はリース料によって購入費を回収するため、リース期間は比較的長期になります。「リース」の仕組みは、初期費用を抑えて高額な物件を導入できるのがメリットです。ただ期間が満了しても物件の所有権はリース会社にあり、ユーザーのものになりません。
「レンタル」とは、レンタル会社が既に所有している物件を、ユーザーから使用料を得ながら短期間貸し出す取引のことです。リースは年単位の契約になることもありますが、レンタルは日・週・月単位の契約になります。
レンタル料は期間が短いためリース料より割高になります。レンタルの場合1つの契約のために物件を購入するわけではないので、レンタル会社の在庫から借りるものを選択します。
解答:「リースとレンタル」の違いとは……
「リース」とは長期使用を目的として特定の物件を調達する手段で、「レンタル」とは短期使用を目的として、在庫の中から物件を調達する手段のことです。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2022年3月14日公開記事)