「R-1」は好調?明治の株価は上がる?下がる?

2022/05/07 09:00

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明治ホールディングス<2269> の株価を予想する上でのプラス材料(株価上昇につながる材料)とマイナス材料(下落につながる材料)をそれぞれ2つずつ挙げた。 プラス材料 マイナス材料 食品セクターは波乱相場に強い①イ

明治ホールディングス<2269> の株価を予想する上でのプラス材料(株価上昇につながる材料)とマイナス材料(下落につながる材料)をそれぞれ2つずつ挙げた。

プラス材料 マイナス材料
食品セクターは波乱相場に強いインフレによる原材料高で10期ぶり減益へ
値上げが浸透すれば買い材料期待のプロバイオがコロナ特需の反動で減速

2つのプラス材料

①食品セクターは波乱相場に強い 

食品は「ディフェンシブ・セクター」の代表。相場下落時や混乱期には相対的に買われる傾向がある。医薬品、電力・ガス、通信などと同様で景気動向に関係せず一定の需要があるからだ。明治は、お菓子、乳業の最大手で、ディフェンシブなバリュー銘柄として注目される可能性がある。

②値上げが浸透すれば買い材料

食品株は主力商品値上げで買われることが多い。需要が落ちなければ、売上、利益増に直結するだめだ。食品業界では値上げが相次ぎ、人気化している銘柄もある。明治も2021年10月からマーガリン類の値上げを実施した。雪印は4月から4年ぶりの乳製品の値上げを決めており、明治も追随する見込み。

2つのマイナス材料

①インフレによる原材料高で10期ぶり減益へ

第3四半期(4〜12月)までの営業利益は5%減の790億円。原材料高、物流、エネルギーコスト上昇が直撃した。今期の営業利益予想を1,000億円から900億円(前期比15%減)に下方修正した。過去9期連続で過去最高益を更新していたが、10期ぶりの減益となる。

②期待のプロバイオがコロナ特需の反動で減速

明治のヨーグルトの市場シェアは41%でトップ企業。特に、体調改善、免疫効果改善効果が認められた健康をサポートする食品のプロバイオ「R-1」「LG21」が強み。高成長で9期連続増益を牽引してきたが、コロナで特需があった反動および競争激化で減速している。

文/編集・dメニューマネー編集部

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(2022年3月13日公開記事)