エイベックス<7860> の株価を予想する上でのプラス材料(株価上昇につながる材料)とマイナス材料(下落につながる材料)をそれぞれ2つずつ挙げた(3月8日時点)。
プラス材料 | マイナス材料 | |
---|---|---|
Snow Man人気でコロナ禍からV字回復 | ① | コロナのエンタメ業界への悪影響が継続 |
音楽NFT関連銘柄としての期待 | ② | 動画・音楽配信などで海外大手に苦戦 |
①Snow Man人気でコロナ禍からV字回復
コロナ禍で音楽イベント中止などが直撃。前期は上場来初となる62億円の営業赤字だった。今期は主力の音楽事業が急回復で30億円の黒字の見込み。ライヴはリアル、オンラインともに好調、ソフトはオリコン年間ランキングで1、2位を独占したSnow ManやBE:FIRST、Kis-My-Ft2などが人気だ。
②音楽NFT関連銘柄としての期待
デジタルコンテンツを管理するツールとしてNFT(非代替性トークン)が注目されている。音楽NFTでは、ブロックチェーンで音源のオリジナリティが証明される。音楽に付加価値を生み出すことができるので巨大市場になると期待されている。同社は、NFTのプラットフォーム、流通市場に参入している。
2つのマイナス材料
①コロナのエンタメ業界への悪影響が継続
回復基調とは言え、コロナ前である2019年3月期の営業利益が70億円だったのに対し、2022年3月期予想は30億円とまだ水準は低い。コロナによるライブ自粛、顧客制限などが続くなら不透明感が残る。オンラインイベントは目新しさもあって好調だが、迫力がないことも指摘されており今後は読みにくい。
②動画配信、音楽配信などで海外大手に苦戦
ドコモが提供する動画サービス「dTV」、サイバーエージェントと共同で音楽配信サービス「AWS」などサブスク型のコンテンツ提供事業を運営している。どちらも国内最大級のサービスであるが、アマゾンPrime video、Netflix、Apple Music、Spotifyなど世界大手との競争激化で苦戦している。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2022年3月17日公開記事)