「どれも白黒という意味じゃないの?」と思ってしまいそうな「モノクロ・白黒・グレースケール」。実はそれぞれ意味が異なります。
3つの言葉は印刷をするときによく使われますが、何気なく行っている「モノクロ印刷」や「グレースケール印刷」の設定はもしかしたら間違っているかもしれません。「モノクロと白黒とグレースケール」、どう違うか分かりますか?
写真と文章では最適な印刷方法が異なる
「モノクロ」とはモノクロームの略で、図柄や文章を単色で表現する方法です。モノクロを表す色は「黒」のイメージが定着していますが、単色であればどんな色でも「モノクロ」といえます。レトロな写真を思わせる「セピア調」も広義のモノクロに入ります。
「白黒」とは言葉のとおり、図柄や文章を白と黒のみで表現する方法です。白黒の印刷物はコントラストがはっきりして見やすい特徴があります。その反面グラデーションなどの微妙な濃淡を出すのは苦手です。
白黒で印刷する漫画では背景や服の色に「スクリーントーン」をよく使います。スクリーントーンとは、小さな黒いドットの集まりでさまざまな模様を表現するものです。一見、ライトグレーやダークグレーに見えても白黒で綺麗に印刷できます。
「グレースケール」とは、色の明暗をグレーの濃淡で表現する方法です。グレースケールは繊細な表現が可能なので、もとはカラーの写真なども綺麗に印刷できます。
ちなみにいつも手にしているスマートフォンには「グレースケール」に設定できるタイプがあります。鮮やかな色を排除することでスマホ依存症が抑えられる効果があるといわれています。
解答:「モノクロ・白黒・グレースケール」の違いとは……
「モノクロ・白黒・グレースケール」は色の表現方法が異なります。それぞれ「単色・白黒・グレーの濃淡」によって表現されます。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2022年3月16日公開記事)