「国民年金」と「厚生年金」はどう違う?

2022/05/08 20:00

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「長生きリスク」などと言われても、多くの人にとって老後資金のメインとなるのは「国民年金」や「厚生年金」。どちらかには必ず加入しているはずですが、2つの制度はまったく異なります。 安心して老後を迎えるために必要なのはマネープラン。投資で資金を増やすことも大切ですが、年金制度についても今一度確認しておきたいところです。「国

「長生きリスク」などと言われても、多くの人にとって老後資金のメインとなるのは「国民年金」や「厚生年金」。どちらかには必ず加入しているはずですが、2つの制度はまったく異なります。

安心して老後を迎えるために必要なのはマネープラン。投資で資金を増やすことも大切ですが、年金制度についても今一度確認しておきたいところです。「国民年金」と「厚生年金」、2つの違いが分かりますか?

国民年金はすべての人が加入する「基礎年金」。

「国民年金」とは日本に住む20歳以上の人すべてが加入する基礎年金制度のことです。保険料の支払いは学生の場合、申請すれば後から払うことが可能です。

国民年金の保険料は定額ですが、毎年改定されます。令和3年度(令和3年4月~令和4年3月)は月額16,610円で、令和4年度からは16,590円になります。

年金受給額も毎年見直しが行われます。令和4年度は前年度から0.4%引き下げとなり、受給額は月額65,075円になります(満額の場合)。

「厚生年金」とはサラリーマンや公務員が加入する年金制度のことです。厚生年金の保険料は給料に対する「保険料率」によって決まります。国民年金は定額ですが、厚生年金の場合、給料によって保険料も年金額も異なります。

厚生年金の保険料率は平成29年9月より変わらず18.3%です。ずいぶん多いように感じますが、半分は事業者が負担するため、被保険者が負担するのは実質9.15%になります。厚生年金には国民年金の分も含まれています。

解答:「国民年金」と「厚生年金の違いとは……

国民年金とは20歳以上の全員が加入する年金制度のことで、厚生年金とはサラリーマンや公務員が事業者を通じて加入する年金制度のことです。厚生年金は国民年金を含む制度なので、納める保険料、受け取る年金額ともに多くなります。

文/編集・dメニューマネー編集部

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(2022年3月17日公開記事)