砂漠でも枯れずにたくましく育つ「サボテン」はサボテン科の植物です。原産地は北アメリカや中央アメリカの高地や砂漠。日本にはポルトガル人によって伝えられた「サボテン」ですが、実は漢字で書けるのです。

一体どんな漢字で書くのでしょうか。

サボテンの由来はポルトガル語から

サボテンは漢字で「仙人掌」と書きます。仙人掌と表記されたのは、中国漢帝国時代の皇帝が、不老不死の材料を得るために巨大な仙人像を創りあげたのがきっかけです。この仙人像の姿がサボテンに似ていたため、仙人掌が「サボテン」を意味するようになりました。

サボテンは日本でも生産が行われていて、全国生産量第1位は愛知県です。愛知県では果樹栽培が盛んでしたが、昭和28年頃ある農家が真っ赤なサボテンに魅せられ、栽培が始まりました。昭和34年に発生した伊勢湾台風で多くの果樹が被害を受けるなか、サボテンは被害が少なかったことから市内でサボテン栽培が広く普及したそうです。

メキシコでは、健康食材としても親しまれているサボテンもあります。日本では珍しい食用サボテンですが、愛知県春日井市内では、サボテンを使った料理を提供する飲食店や加工食品販売店などがあります。サボテンはさまざまな食材との相性も良い万能食材で、栄養価が高く、さらに動脈硬化や糖尿病の予防が期待される物質が含まれているそうです。

文/編集・dメニューマネー編集部

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（2022年3月22日公開記事）