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「タクシー運賃」が将来10分の1に!ロボタクシー登場でコスト削減

2022/05/21 09:00

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もしタクシー運賃の水準がいまの10分の1になれば、タクシーの利用率は劇的に上がるはずだ。好きな場所から乗れ、好きな場所で降りれ、しかも運賃が格安になれば、言うことなしだ。夢のような話だが、将来、現実になるかもしれない。「ロボタクシー」が登場すれば。 人件費がゼロになり、運行コストが激減 自動運転技術が進化し、乗務員がい

もしタクシー運賃の水準がいまの10分の1になれば、タクシーの利用率は劇的に上がるはずだ。好きな場所から乗れ、好きな場所で降りれ、しかも運賃が格安になれば、言うことなしだ。夢のような話だが、将来、現実になるかもしれない。「ロボタクシー」が登場すれば。

人件費がゼロになり、運行コストが激減

自動運転技術が進化し、乗務員がいないロボタクシーが実用化されれば、運転手という人的コストがかからなくなる分、運賃をかなり下げてもタクシー会社は利益を得られるようになるとみられている。

こうした可能性について調査したレポートがある。アメリカの投資運用会社であるARK Investment Managementが2019年1月に発表したレポートだ。この中でタクシーによる人の輸送コストは、自動運転になれば約13分の1に下がると指摘している。

具体的には、1マイル当たりの輸送コストは3.50ドル(417円)から0.26ドル(31円)まで下がるという。仮に13分の1にまで輸送コストが下がらず、運賃は10分の1にとどまったとしても、いまの水準から比べれば、驚くほどタクシー料金は下がるということになる。

例えば、経路検索サービスの「ナビタイム」で東京駅・八王子間の料金を調べると、1万5,380円と表示される。もし運賃が10分の1になれば、この金額が1,538円となる。タクシーに2人で乗れば1人当たり769円、3人で乗れば1人当たり512円まで負担は小さくなる。

すでに自動運転タクシーは商用化のステージへ

中には「そもそもロボタクシー自体が実現しないのでは」と感じている人も多いはずだ。しかし、もしあなたがそうした感覚を持っているなら、少し情報のアップデートが必要かもしれない。ロボタクシーはすでに世界で商用サービスが始まっている。

世界で初めて商用サービスを開始したのは、Googleの自動運転事業を担う米Waymoだ。2018年12月にサービスを開始し、当初は全ての車両に念のためセーフティドライバーを乗せていたが、すでに一部の車両はセーフティドライバーを乗せずに運用されている。

アメリカだけではなく、中国でも自動運転タクシーの商用展開が続々スタートしている。最も目立つのが、中国のIT大手・百度(バイドゥ)の自動運転タクシーだ。すでに中国の複数年で自動運転タクシーを運行させており、2030年には100都市での展開を目指している。

さらに将来「ゼロ円タクシー」が登場するかも

ちなみにタクシー運賃が10分の1まで下がったあと、さらに将来的には「ゼロ円タクシー」も登場するかもしれない。タクシー会社が広告で多くの収益を得られるようになれば、もはや運賃を乗客からとらなくてもタクシーのビジネスが成り立つかもしれないからだ。

タクシーの乗客に対する車内向けの広告、外向きに展開する車体のボディペインティング広告など、タクシー会社の広告収入が増える余地はたくさん残されている。そうしたことを考えると、ゼロ円タクシーは決して非現実的な話ではない。

文・岡本一道(経済ジャーナリスト)
編集・dメニューマネー編集部

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(2022年3月22日公開記事)