「PCR検査」と「抗原検査」はどう違う?

2022/05/22 09:00

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一時期は抑え込まれたように見えた新型コロナウイルス感染症。2022年以降も新規感染者数のピークがあり、完全になくなるまでは時間がかかりそうです。 感染有無を確認する方法には「PCR検査」や「抗原検査」があります。どちらの検査も鼻喉をぬぐう、もしくは唾液を採取する点は同じですが、2つの検査方法は全く異なります。 「PCR

一時期は抑え込まれたように見えた新型コロナウイルス感染症。2022年以降も新規感染者数のピークがあり、完全になくなるまでは時間がかかりそうです。

感染有無を確認する方法には「PCR検査」や「抗原検査」があります。どちらの検査も鼻喉をぬぐう、もしくは唾液を採取する点は同じですが、2つの検査方法は全く異なります。

「PCR検査」と「抗原検査」、どう違うか分かりますか?

検査にかかる費用負担は、症状の有無や状況によって異なる

「PCR検査」とは、ウイルスの遺伝子を増幅させることによって検出する検査方法です。結果が出るまでには少々時間がかかり、検査機関に搬送する時間を含めると1日から3日ほど必要です。

発熱など症状がある場合、もしくは医師が感染を疑う場合、PCR検査は保険適用になります。ただ一部負担部分も実際は公費で賄うため、患者負担ゼロで検査ができる仕組みです。一方、社会経済活動への参加のために検査を受ける無症状の人は、全額自己負担になります。

「抗原検査」とは、ウイルスを構成するたんぱく質を検出する検査方法です。抗原検査は30分程度で結果が分かります。保険適用の条件はPCR検査と同じです。

抗原検査はPCR検査に比べて感度が低いとされています。抗原検査の結果が「陽性」の場合は確定診断となりますが、「陰性」の場合は、症状が出て2日目から9日目の患者に限り確定診断が行えます。ちなみにインフルエンザの検査方法は通常「抗原検査」です。

解答:「PCR検査と抗原検査」の違いとは……

PCR検査とはウイルスの遺伝子を検査する方法で、抗原検査とはウイルスのたんぱく質を検査する方法です。どちらも鼻咽頭のぬぐい液や唾液を採取してウイルスを確認します。

文/編集・dメニューマネー編集部

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(2022年3月24日公開記事)