「会社を辞めたい理由」「サラリーマンの悩み」ランキング、それぞれ1位は何?

2022/05/22 08:00

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働く中でストレスを常に感じている人も多いはずだ。サラリーマンが抱える悩みで一番多いのはなんだろう?また、職場を退職した理由も気になるところだ。ここではランキング形式で悩みや退職の理由を見ていく。 サラリーマンが抱える悩みランキング 長引く不況やコロナ禍により仕事上の悩みが増え、ストレスを抱えるサラリーマンも多いだろう。

働く中でストレスを常に感じている人も多いはずだ。サラリーマンが抱える悩みで一番多いのはなんだろう?また、職場を退職した理由も気になるところだ。ここではランキング形式で悩みや退職の理由を見ていく。

サラリーマンが抱える悩みランキング

長引く不況やコロナ禍により仕事上の悩みが増え、ストレスを抱えるサラリーマンも多いだろう。厚生労働省の「令和2年労働安全衛生調査」の結果をもとに、サラリーマンが抱える悩みを確認しよう。

3位 対人関係(セクハラ・パワハラを含む)

3位は「対人関係の悩み」だった。回答者の割合を見ると20代が最多であり、次に多いのが40代。20代が対人関係の悩みを抱える背景には、組織内で最も弱い立場であることが一因と考えられる。

弱い立場ゆえに上司や先輩から理不尽な仕打ちを受けるケースもあるだろう。結果として、ストレスが溜まりやすくなり、深刻化するようだ。

一方、2位の40~49歳は中間管理職や管理職が多い年代。上司と部下の板挟みになる人も多い。これが対人関係のストレスにつながると考えられる。

2位 仕事の失敗、責任の発生等

2位は「仕事の失敗・責任の発生等の悩み」となっている。こちらも20代が最多、40代が次に多い。

仕事のキャリアが浅い20代は失敗も多い。そのことがストレスに直結する。一方、管理職や中間管理職が多い40代のストレスは「仕事の失敗」よりも「責任の発生等」によるものが多いようだ。

40代は大きな責任を伴う立場になることが多い。それによって失敗が許されない場面も増え、大きなストレスになっている人が多いと思われる。

1位 仕事の量・質

他の選択肢を大きく引き離して1位となったのが「仕事の量・質」についてのストレス。全年齢を通して1位、20代から50代では全体の半数を超えている。

この項目で見られる特徴は2つ。一つは質よりも量の多さにストレスを感じる人が多いこと、もう一つは質・量ともに50代が他の年代よりも悩みやストレスを感じている度合いが高い点だ。

仕事の量に関しては、慢性的な人員不足が大きな要因となり、一人当たりの仕事量が増えてストレスが溜まる人が多いことがうかがえる。 また、大きな責任を伴う立場の人が多い50代は、仕事量が増えても質の高さが求められる。そのことにストレスを感じる人も多い。

詳しく読む>>
ビジネスマンが抱える悩みランキング、3位対人関係、2位仕事の失敗・責任、1位は?

なぜ辞める?会社の退職理由ランキング

「終身雇用制度」が崩壊しつつある現在、多くの人が一度は退職・転職を経験、もしくは検討していることが予想される。そこで気になるのが、なぜ会社を退職するに至ったかということ。退職理由ベスト10ランキングを元に、よくある退職理由を見てみよう。

退職理由ベスト10をご紹介

リクルートが運営する転職・求人情報サイト「リクナビNEXT」が転職経験者100人に調査した「退職理由ランキング」によると、結果は以下のようになっている。

1位 上司・経営者の仕事の仕方が気にいらなかった 23% 
2位 労働時間・環境が不満だった 14%
3位 同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった 13%
4位 給与が低かった 12%
5位 仕事内容が面白くなかった 9%
6位 社長がワンマンだった 7%
7位 社風が合わなかった 6%
7位 会社の経営方針・経営状況が変化した 6%
7位 キャリアアップしたかった 6%
10位 昇進・評価が不満だった 4%
(引用:退職理由の本音ランキング(リクナビNEXT))

退職理由は大きく分けて「人間関係」「労働環境・給与」「キャリアアップ」の3つに分けられるようだ。次章以降で退職理由について詳しく見ていこう。

よくある退職理由その1「人間関係」

ランキングによると、「社長がワンマン」「同僚たちとうまくいかない」などを退職理由に挙げる人が非常に多くいた。

職務内容に問題がなくても一緒に働く人との関係が悪ければ、大きなストレスが生じる。体調悪化の原因になる恐れもあるため、思い切って退職を検討する人もいるのだろう。

よくある退職理由その2「労働環境・給与」

労働環境に不満を持ち、退職を選ぶケースも多いようだ。仕事を頑張りたくても、労働時間が長いなど、いわゆる「ブラック」な働き方をさせられると体調を崩してしまい、結果仕事を辞めないといけない状況に陥る。勤め先を選ぶ際は、労働内容はもちろん、環境についても調べておく必要があるだろう。

また、給与が不満という声もあった。「残業をしてやっと生活できる程度の給与」「昇給がほとんどない」など、満足のいく給与が得られていないというケースだ。

「男女で昇給のスピードが違う」といった声もあり、性別により給与差がある企業もいまだ多いことが推測される。

よくある退職理由その3「キャリアアップ」

ランキングでは「キャリアアップのため」「自分の学んできたことを活かせる職場に行きたい」といった前向きな理由で退職を選ぶという意見もあった。

転職時の面接では退職の理由も確認されることが多い。キャリアアップのための退職ならば、理由も伝えやすいのではないだろうか。

なお、不満が理由の退職であってもそのまま伝えることはおすすめできない。退職を意識した時から不満を探すだけでなく、自分のキャリアややってきたことの棚卸を行い、転職活動では前向きな転職であることを伝えられるように心がけよう。

詳しく読む>>
なぜ辞める?会社の退職理由ランキング、給与や労働環境を抑え1位は?

文/編集・dメニューマネー編集部

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(2022年3月24日公開記事)