郵政民営化が行われて15年。「郵便局」のほかに「ゆうちょ銀行」が誕生したものの、昔からの郵便貯金は現在も郵便局で取り扱っています。
お金に関するサービスを利用するときも、郵便サービスを利用するときも、郵便局に行く人は多いはずです。結局のところ「郵便局」と「ゆうちょ銀行」はどう違うのでしょうか?
ゆうちょ銀行には日本最大級の貯金残高がある
「郵便局」とは郵便物の引き受けや切手販売などの業務をはじめ、グループ各社の商品やサービスを提供する事業所です。郵便局は全国に約24,000カ所あり、日本郵便株式会社が運営しています。
郵便事業が創業したのは1871年(明治4年)。最初は国営事業として、東京と大阪間の郵便からスタートしました。郵政事業が民営化されて現体制の基礎ができたのは2007年10月1日のことです。
現在の日本郵政グループは日本郵便株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命保険の3社体制です。郵便局は同じ郵政グループとして、ゆうちょ銀行の代理店業務や、かんぽ生命の募集代理店業務を行っています。
「ゆうちょ銀行」とは、株式会社ゆうちょ銀行が運営する銀行です。ゆうちょ銀行はとても規模が大きく約1億2,000万の口座数と、約189兆円の貯金残高を誇ります。ゆうちょ銀行は全国の郵便局を窓口に金融サービスを提供していますが、直営店も233店舗持っています。
郵便局と直営店、どちらでも提供されるサービスはほぼ同じですが、一部郵便局では取扱がない商品やサービスがあります。
解答:「郵便局とゆうちょ銀行」の違いとは……
「郵便局」とは郵便事業に加えて日本郵政グループの代理店業務を行う事業所で、「ゆうちょ銀行」とは、日本郵政グループのゆうちょ銀行が運営する銀行のことです。郵政事業は編成を繰り返しながらも2021年に150周年を迎えました。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2022年3月25日公開記事)