洗った手を拭いたり、暑い日に汗を拭ったりするのに使用する「ハンカチ」。外出時の必需品の一つです。刺繍やレースで飾られたおしゃれなデザイン、タオル地を使った実用的なものまで幅広い種類がありますが、実は漢字で書けるのです。
一体どんな漢字で書くのでしょうか。
日本にハンカチが伝わったのは19世紀
ハンカチは漢字で「手巾」と書きます。ハンカチはハンカチーフの略ですが、「ハンド」と「カチーフ」という言葉が複合したものだといわれています。「カチーフ」とは、ヨーロッパの女性が頭を覆うのに使用していた正方形の大きな布のことです。
ハンカチがいつから使われ始めたのか定かではありませんが、紀元前3000年頃にエジプトで使われていた「布」がハンカチの起源といわれています。
現代使われている正方形のハンカチを広めたのは、フランス国王ルイ16世の王妃マリー・アントワネットのようです。彼女はフランス宮廷のファッションリーダーで、さまざまな形のハンカチの中から、正方形を選んで国内外に広めました。彼女の誕生日11月2日にちなみ、最も近い祝日の11月3日が「ハンカチーフの日」として登録されています。
日本では古来より手ぬぐいが使われていました。ハンカチは19世紀頃に文明開化と共に伝わり、西洋の文化や流行を取り入れる女性たちにより広まっていきました。現在は手を拭くだけではなく、首に巻いたりバッグに巻き付けたりとファッションアイテムとしても使われています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2022年3月26日公開記事)