日本マクドナルドHD <2702> 株価は上がる?下がる?プラス・マイナス2つの材料

2022/05/28 20:00

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日本マクドナルドホールディングス <2702> の株価を予想する上でのプラス材料(株価上昇につながる材料)とマイナス材料(下落につながる材料)をそれぞれ2つずつ挙げてみた(2022年3月21日時点)。 プラス材料 マイナス材料

日本マクドナルドホールディングス <2702> の株価を予想する上でのプラス材料(株価上昇につながる材料)とマイナス材料(下落につながる材料)をそれぞれ2つずつ挙げてみた(2022年3月21日時点)。

プラス材料 マイナス材料
過去最高益更新、コロナ禍での勝ち組原材料高と値上げの影響
プレミアム市場上場期待米国本社が日本マクドナルドの株追加売却

2つのプラス材料

①過去最高益更新、コロナ禍での勝ち組 

コロナ禍でも2月の既存店売上は15.3%増と20ヵ月連続でプラス。テイクアウト、デリバリー需要を取り込んでいる。2022年12月期は売上5%増の3,330億円、営業利益1%増の350億円を見込んでいる。営業利益では3期連続の過去最高益更新予想。アナリスト予想では利益上乗せも期待出来そうだ。

②プレミアム市場上場期待

4月から東証市場改革で市場区分がプライム/スタンダード/グロースの3市場に変わる。マクドナルドはJASDAQ上場銘柄ではあるが、プライム市場上場条件を満たしており市場変更が期待されている。プライム市場に上場すると東証株価指数に採用されるため、連動型ETFなどの買い需要が発生する。 

2つのマイナス材料

①原材料高と値上げの影響

主要原材料である小麦や牛肉の価格の高騰、人件費や物流コストなどの上昇は利益を圧迫する要因だ。3月から3年ぶりに2割にあたる商品の価格を10〜20円値上げを決めた。コロナ禍の勝ち組であるマクドナルドでも原材料高は厳しく、値上げで需要が減少する可能性はあるだろう。

②米国本社が日本マクドナルドの株追加売却

2021年8月、米マクドナルドはグループで保有する日本マクドナルド株185億円相当を売却した。持株比率は37.95%から35.32%に減少した。米マクドナルドは、ロシアのウクライナ侵攻に伴いロシアの850店を一時閉鎖する。資金ニーズ次第では、日本マクドナルドの追加売却の可能性が懸念材料になりそうだ。

文/編集・dメニューマネー編集部

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(2022年3月27日公開記事)