コロナでインフレ?物価が高くなる前に投資すべき3つの資産

2022/06/02 08:00

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コロナで停滞した経済を回復させようとした結果、世界中で「原油」の需要が高まり、価格が上がっています。モノを輸送するコストが上がり、物価も上がっています。「インフレ」が心配されていますが、どんな対策が取れるのでしょうか。 インフレは商品の価格が上がる(現金の価値は下がる)こと インフレで困るのは、商品の“価格が上がって”

コロナで停滞した経済を回復させようとした結果、世界中で「原油」の需要が高まり、価格が上がっています。モノを輸送するコストが上がり、物価も上がっています。「インフレ」が心配されていますが、どんな対策が取れるのでしょうか。

インフレは商品の価格が上がる(現金の価値は下がる)こと

インフレで困るのは、商品の“価格が上がって”お金が足りなくなることですが、それは言い換えれば「持っている現金の“価値が下がって”しまう」ということです。

たとえば昨日まで100円だったリンゴが今日150円に値上がりした場合を考えます。これは「今日の150円が昨日の100円と同じ」ということですから、現金の価値が下がったといえます。具体的にこの場合では、今日の100円は昨日の67円くらいの価値ということになります(100÷150)。

持っている現金の価値が下がるとは、銀行に預けっぱなしにしているお金の価値も下がるということです。

「預貯金は資産が減らないから安心」と思っている人も多いのですが、ゼロ金利が続くなかで利子はほぼつかないため、物価の上昇分には足りません。

お金を貯めても貯金や預金だけで、投資をしていないとインフレでは資産価値が減ってしまいます。

インフレに強い「3つの資産」に分散させる

そこで有効な策は「インフレに対して価値が下がりにくい資産に分散させる」ことです。次の3つが代表的なものです。

①株式などの有価証券

インフレでモノやサービスの値段が上がることで、企業の売上が上がり、株価や配当額も上がる可能性があります。株式の資産価値はインフレ時にも目減りしにくいのです。

②外貨などの海外資産

インフレに備えて、資産を円からドルなどの外貨に替えておくと、インフレ時に資産を目減りさせずにすみます。

インフレになってモノに対するお金(円)の価値が下がると、外貨に対する価値も下がり、為替レートも円安に向かうからです。

③不動産などの資産価値の落ちないモノ

インフレになれば、実物資産である不動産の値段も上がります。金・銀・ダイヤモンドなどの宝飾品、美術品なども不動産と同じくインフレ対策に効果的です。

インフレが進むと商品の価格が上がったり、円安が進んだりして、不動産や外貨は買いづらくなってきます。大切な資産の価値を減らすことのないよう、インフレを実感する前に対策を講じておいたほうがいいでしょう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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(2022年4月1日公開記事)