政治家の不祥事が報道されると、それに合わせてよく言われるのが「辞職」や「失職」です。「辞職や失職」は、どちらも仕事をやめることですが、2つの内容は大きく異なります。 「失職」をすると退職手当が支給されないばかりか、支給後の返納を求められる場合もあるのです。「辞職と失職」、どう違うか分かりますか? 解雇や免職とも異なる「
政治家の不祥事が報道されると、それに合わせてよく言われるのが「辞職」や「失職」です。「辞職や失職」は、どちらも仕事をやめることですが、2つの内容は大きく異なります。
「失職」をすると退職手当が支給されないばかりか、支給後の返納を求められる場合もあるのです。「辞職と失職」、どう違うか分かりますか?
解雇や免職とも異なる「辞職」や「失職」
「辞職」とは、自分から職を辞めることで「退職」と同じ意味です。辞める人が公務員でも会社員でも同じように使います。自分の意志に反して一方的に退職させられる場合は「辞職」ではなく「解雇」になります。公務員の解雇には「免職」という言葉が使われます。
「失職」とは職を失うという意味ですが、主に公務員に対して使います。公務員の失職とは、欠格条項に該当することで自動的に職を失うことです。
欠格条項とは公務員になることができない条件のことです。国家公務員法や地方公務員法によれば「禁固以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで又はその執行を受けることがなくなるまでの者」などが欠格条項として定められています。
「失職」は、懲罰としての休職や解雇(公務員の場合は免職)とは性質が異なるものです。
解答:「辞職と失職」の違いとは……
辞職とは自ら職を辞めることで、失職とは公務員でいられない条件に達したために職を失うことです。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2022年3月30日公開記事)