【4月1日】今日からこうなる!18歳成人、医療費上乗せ、コンビニのフォーク有料化……

2022/04/01 06:30

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4月1日より成人年齢が20歳から18歳へと引き下げられる。また「プラスチック資源循環法」の施行によりコンビニなどで配られるフォークなどの使い捨てプラスチック製品が一部有料化されるなど大きな制度改変が始まった。さらに、3月に引き続き値上げされる商品も相次ぐ。4月から我々の生活はどのように変化するのだろうか? 成人年齢18

4月1日より成人年齢が20歳から18歳へと引き下げられる。また「プラスチック資源循環法」の施行によりコンビニなどで配られるフォークなどの使い捨てプラスチック製品が一部有料化されるなど大きな制度改変が始まった。さらに、3月に引き続き値上げされる商品も相次ぐ。4月から我々の生活はどのように変化するのだろうか?

成人年齢18歳に引き下げ……酒やタバコもの解禁年齢も18歳になるのか?

冒頭で触れたように4月1日より、成人年齢が20歳から18歳へと引き下げられる。

これにより、4月1日時点で18歳、19歳の人は新成人と扱われる。その数は約100万人だ。2004年4月2日以降生まれの人は18歳の誕生日に成人としてみなされる。

18歳からできることと、できないことは以下の通りだ。

成年年齢引き下げで変わる制度・変わらない制度
18歳でできること・親の同意なしに様々な契約が可能
・10年有効パスポートの取得
・一般NISAとつみたてNISA
・結婚年齢が男女ともに18歳に
20歳にならないと
できないこと
・お酒やたばこ
・競馬や競輪などの公営競技
・国民年金への加入
編集部作成

民法では成年に達すると、親の同意を得ずに自分の意思でさまざまな契約が可能と定められていて、携帯電話の契約やクレジットカードを作る、ローンを組んでクルマを購入することも18歳からできるようになる。

今まで親の同意のない契約は「未成年者取消権」によって無効とできたが、4月1日より簡単に取り消すことができなくなった。

制度改定でありとあらゆることが18歳から可能となるが、酒やタバコ、競馬・競輪などの公営ギャンブルは健康面の影響を考えたうえこれまで通り20歳からとなる。

年金手帳が廃止へ……年金制度も大きく変わる

高齢者が受け取る公的年金の制度も、「年金制度改正法」によって4月1日から大きく変わってくる。

このたびの改正では、高齢期の就労の拡大などを考慮し、高齢者が自身の就労状況などに合わせて年金受給の開始時期を選択できるようにすることを目的としている。

このことにより、年金繰り下げ受給の上限年齢が70歳から75歳へと変化した。繰下げ増額率は1ヵ月につき0.7%アップとなり、最大84%アップの増額率となる。対象者は、2022年4月1日以降に70歳に到達する人だ。なお、現在65歳からとなっている年金支給開始年齢の引き上げは行われない。

また、年金手帳も廃止された。今後、年金の手続きや照会は、マイナンバー、また基礎年金番号があればできるようになる。

基礎年金番号は年金手帳に載っているが、毎年誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」には載っていない。その代わり問い合わせ用の「照会番号」が載っているので、その番号をもとに確認可能だ。

「うまい棒」が12円へ値上がり……4月から値上がりするもの

3月に引き続き、4月も値上げラッシュが相次ぐ。

幼少期より馴染みの深い人が多いであろう、やおきんのスナック菓子「うまい棒」は40年以上にわたって10円で販売されていたが、4月から12円に値上げされる。

また、日清オイリオグループ <2602> は家庭用食用油の価格を1キログラム当たり40円以上値上げ。大塚ホールディングス <4578> の完全子会社である大塚食品は、「ボンカレーゴールド」を10円高い190円(税別価格)へと値上げした。

さらに、サントリースピリッツのウイスキー「山崎12年」(700ミリリットル)は8,500円から1万円へ。約18%の大幅値上げとなる。

一方、食品以外にも、花王 <4452> の紙おむつ「メリーズ」は約1割値上げされ、日本製紙クレシアも「スコッティ」などの価格を1割以上引き上げた。

さらに首都高速道路の上限料金も普通車が1,320円から1,950円に値上げされた。

コンビニのフォークやホテルのアメニティーが一部有料化

コンビニなどでもらえるフォークなどの使い捨てプラスチック製品について、提供する企業に削減を要求する「プラスチック資源循環促進法」も4月1日から始まった。

削減対象となるプラスチック製品は、コンビニなどで配られるプラスチック製フォーク、スプーンや飲料用ストロー、宿泊施設の歯ブラシやカミソリ、ヘアブラシなどのアメニティーなどだ。

環境省によると、有料化するのは一部に限られるという。軽量化や素材変更で対応する業者が多いそうだ。

「マイナ保険証」を提示すると医療費が増える?

マイナンバーカードと健康保険証の機能を備える「マイナ保険証」を4月から病院などで使った際、患者が窓口で支払う医療費が増える。3割負担の人は初診時に21円、再診時に12円上乗せされることに。

マイナ保険証は、政府が昨年秋に本格的に導入したが、普及が遅れている。そのため、取り組みを促す施策の一環として対応病院の診療報酬を引き上げているという。

文/編集・dメニューマネー編集部

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