エキナカの便利な売店でおなじみのKIOSK。最近はご当地土産を扱うKIOSKや、コンビニ型店舗に置き換わるなどエキナカ事情は多様化しています。

1973年に愛称が決定したKIOSKには、「キオスク」と「キヨスク」の2種類が存在します。「キオスク」をよく知る人にとって「キヨスク」は違和感があるかもしれません。紛らわしい「キオスク」と「キヨスク」ですが、どう違うか分かりますか？

ジェイアール系の社名から消えてゆく「キヨスク」

「キオスク」とは、株式会社JR東日本クロスステーションが運営する売店「KIOSK」のことです。同社はJR東日本のエキナカ事業4社が合併して2021年4月1日に設立されました。

JR東日本 ＜9020＞ 系列のキオスク事業は、もともと東日本キヨスク株式会社という名前の会社が担っていました。

東日本キヨスクは2007年7月1日に創立20周年を迎えるタイミングでJR東日本リテールネットに社名変更するとともに、KIOSKの呼称を「キヨスク」から「キオスク」に変更しました。つまりキオスクの始まりは「キヨスク」だったのです。

「キヨスク」とは、JR東日本以外の管轄にある売店「KIOSK」のことです。KIOSKの呼称「キヨスク」は今も健在です。

JR東日本の管轄に「キヨスク」が付く社名は残っていませんが、他のエリアではJR北海道フレッシュキヨスク株式会社や、東海キヨスク株式会社など「キヨスク」の名が付く会社が存在し、キヨスク事業を営んでいます。

解答：「キオスクとキヨスク」の違いとは……

「キオスク」とはJR東日本エリアにあるKIOSKの呼称です。それ以外のエリアでは「キヨスク」と呼ばれます。呼び方が変わった理由は明らかにされていません。

文/編集・dメニューマネー編集部

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（2022年4月2日公開記事）