どんな意味?「グローカル」──【ビジネス・カタカナ用語】

2022/06/03 16:00

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これからの時代に欠かせない概念「グローカル」。マーケティング戦略としても取り入れる企業が多く、IKEAやイオン <8267> などが代表的な「グローカル企業」として挙げられます。「グローカル」は国内外の地域活性化に繋がり、経済を向上させるメリットがあるといわれていますが、「グローカル」の詳しい意味を知ってい

これからの時代に欠かせない概念「グローカル」。マーケティング戦略としても取り入れる企業が多く、IKEAやイオン <8267> などが代表的な「グローカル企業」として挙げられます。「グローカル」は国内外の地域活性化に繋がり、経済を向上させるメリットがあるといわれていますが、「グローカル」の詳しい意味を知っていますか。

「グローカル」はグローバルとローカルの同時並行

「グローカル(glocal)」とは、“地球規模”を意味するグローバル(global)と、”地方・地域“を意味するローカル(local)を掛け合わせてできたカタカナ語の造語です。地球規模の大きな視野を持ちながら、地域を意識した視点で風習や環境問題などにも配慮し地域に貢献するという概念です。

「グローカル企業」は地域密着型の世界企業

「グローカル企業」とは、世界的規模である“グローバル企業”と地域密着型の“ローカル企業”の要素を併せ持つ、新しいビジネス様式からなる企業です。地域の特性を生かし、高いクオリティを維持しながら世界へ事業を広げていく特徴があります。スウェーデンの家具メーカーIKEAや小売りのイオンが「グローカル企業」として成功を納めた代表例です。

IKEAは日本進出の際、日本家屋の間取りや暮らしを元に日本人の生活スタイルに合ったサイズ感や仕様を取り入れました。このような「グローカル」な取り組みが受け入れられ、日本でも人気となり店舗数を拡大し続けています。

また、イオンも2011年から「グローカル経営」をスタートさせています。日本だけでなく中国やアセアン3ヵ国(インドネシア、ベトナム、カンボジア)に9つのモールを展開し、各国の文化や伝統に根付いたライフスタイルを提供。また、同社は脱炭素や環境にも配慮した調達方針を打ち出すなど、サスティナブルな経営にも積極的に乗り出しています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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(2022年4月2日公開記事)