トイレットペーパーや乾電池、冷蔵庫や自転車など身の回りにある製品に付いている「JIS(ジス)マーク」。日常的に目にするものの、意味まで知っている人は少ないかもしれません。「JIS」は、製品やサービスを日本のスタンダードモデルに統一するための規格です。互換性、安全性、高品質の点でお墨付きをもらった製品の証ですが、実は何かの略称です。
一体「JIS」とは、何の略でしょうか。
「JIS」は製品やサービスの規格や測定法を定めた日本産業規格
「JIS」は、Japanese Industrial Standardsの頭文字を取った略語です。日本で作られている製品・サービス・データを標準化するための国家規格です。標準化とは、”モノ“や”事柄“を一定の基準を設けて形や寸法などを定めることで、製品やサービスが共通して利用できる互換性が生まれ、品質や安全性が確保されることです。
例えば、乾電池の形や大きさを単1形や単2形など種類ごとに規格で統一したり、トイレットペーパーの幅や芯の直径などを標準化したりすることで、メーカーに左右されずにどれでも問題なく使うことができます。
また自転車やヘルメット、チャイルドシートなどは、命を守るために充分な安全性が確保されるための規格が定められています。
「JISマーク」は互換性があり高品質で安全性の高い製品の証
「JISマーク」は、国が依頼した民間の登録認証機関が企業の製品や技術が「JIS」に適合しているかを調査し、認定をもらえた企業のみが製品を出荷するときに、表示することができます。「JISマーク」があることによって、製品を購入する事業者や消費者が、改めて検査をせずに、すべての条件をクリアしていることが一目でわかるようになっています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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