飛行機をよく利用する人が口にする「マイル」や「マイレージ」。ポイントのようなもの、というイメージがあるかもしれませんが、2つの意味は微妙に異なります。
2022年3月には水際対策の緩和が発表されたことから、海外旅行に対するハードルが下がりつつあります。その前におさえておきたい「マイル」と「マイレージ」ですが、2つの違いが分かりますか?
「マイル」の積算条件はかなり細かい
「マイル」とは、航空会社のフライトや、提携サービスを利用することで加算される点数のことです。フライト利用で加算されるマイル数は、航空会社が搭乗区間ごとに設定している「区間マイル」が基準となります。基本的には「区間マイル」に、運賃別に定められた積算率を掛けて計算します。
航空券を購入しようと検索をすると、同じ便なのに複数の運賃が表示されることがあります。何気なく最安値を選んでいるかもしれませんが、マイルの積算率は低いはずです。
一方、「マイレージ」とは、航空会社が提供するマイレージプログラムの略称です。利用者はマイルを貯めて特典と交換することができます。代表的な特典は、無料航空券またはアップグレードです。特典航空券に必要なマイルは繁忙期・閑散期などで異なります。
マイレージプログラムは各航空会社が独自に行っていますが、提携航空会社のマイルも加算できます。例えば、全日空(ANA)は「スターアライアンス」という航空連合に加盟しているので、同じくメンバーとなっているシンガポール航空などのマイルも積算可能です。
解答:「マイルとマイレージ」の違いとは……
「マイル」とは航空会社のポイントのことで、「マイレージ」とは航空会社が提供するポイントプログラムのことです。マイレージには有効期限がありますが、新型コロナウイルスの影響で期限の延長が繰り返されています。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年6月3日公開記事)
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