「入院するとお金がかかる」──誰もがそれは知っていても、いざ入院すると“意外な”出費があります。治療や手術などにかかる費用以外で、意外と見落とされがちな費用にはどんなものがあるのでしょうか。
パジャマのレンタル代 1日350円など
パジャマは家から持ち込めるものですが、病院によっては、手術を受ける場合など指定のパジャマのレンタルが必須となることがあります。
病院によっては、1日350円程度だったり、タオルとパジャマで500円というメニューがあったりします。メニュー利用で歯ブラシやティッシュ、シャンプーなど10種類以上の日用品を利用できるサービスを受けられることもあります。
「パジャマ代がかかるかどうか」で入院先を決める人はいないでしょうから、入院が決まった後に知って驚く費用かもしれません。
食事代は自己負担になる 1食460円など
食事代は入院費用には含まれず、自己負担が必要になります。
70歳未満で健康保険の被保険者なら1食あたり460円です。70歳以上は額が異なることがあります。非課税世帯だと1食あたり210円か160円支払います(入院日数などによる)。
個室や2人部屋にすると差額が必要 5500円・1.6万円〜
大部屋が苦手で少人数部屋や個室を申し込むと、差額料金を支払わなくてはなりません。
ある病院では2人部屋の場合でベッド差額代を5,500円、個室希望の場合は日当たりや広さに応じて1万6,500円〜2万7,500円のベッド差額代を支払う必要があります。
テレビを観るのもお金がかかる 1000円など
病室で見るテレビにもお金がかかります。病院によりますが、1000円のテレビカードを買って観る仕組み(時間制限あり)や、冷蔵庫とテレビのセットのレンタルに1日550円かかるといった仕組みです。
このほかにも、病室でインターネット接続したい場合はWi-Fiルーターをレンタルする必要があります。新聞や雑誌などの娯楽、シーツの交換などがかかることも想定しておきましょう。
費用の中には保険でまかなわれるものもありますので、入院する場合は、病院のしおりや保険の約款・パンフレットなどを確認しましょう。また医療保険にこれから加入するという人は、給付金の額をいくらにするか考える際の材料にしてはいかがでしょうか。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年6月5日公開記事)
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