コロナウイルスし感染したら無症状でも7日間の自宅待機となるため、その期間の保険が下りるのか不安に思っている方も多いでしょう。入院給付金が付いている保険であれば、自宅療養でも保険金が下りますが、古い保険だと一部しか下りない場合があります。
古い保険では入院5日目からなどの制限があり、初日から保険が下りないことがある
古い保険だとなぜ一部しか保険が下りないかというと、入院初日からの保障がなく、5日目からしか入院給付金がでないものがあるからです。
コロナウイルスに感染した場合の自宅療養は7〜10日程度で、5日目からの給付金では十分な保障とはならないことがあるわけです。
しかし、最近の保険だと入院初日から入院給付金が出るものがほとんどなので、新しい保険に切り替えればコロナ感染への備えとなります。
新しい保険に切り替えると保険料が高くなることがある
ただし、新しい保険への切り替えには注意点があります。保険料が高くなる可能性があることです。
医療保険は年をとって入ると保険料が高くなることが多いです。たとえば20歳で入るのより40歳で入ったほうが保険料が高くなるということです。
例として、加入時から一生涯、毎月の保険料が上がらないライフネット生命の「じぶんへの保険3」で20歳と40歳の保険料を比べてみましょう。
入院日額5000円で保険料を抑えたコースでは、20歳男性の月額保険料が1199円であるのに対し、40歳男性の月額保険料は2121円。毎月922円も高いわけです。
このように一生涯保険料が変わらないタイプの保険だと、切り替えることで保険料が大きく上がってしまう可能性があります。
対して、10年などで保険料を更新する保険に入っている場合は、新しい保険に切り替えても保険料は大きく変わらないことが多いです。
古い保険を保有したまま新規の保険に入るのもあり
それではどうすればいいのでしょうか。一生涯、毎月の保険料が変わらないタイプの保険に入っているのであれば、古い保険を残したまま、新しい保険にも入るのもありです。
古い保険でも、長期の入院や手術に備えることができます。そこで、入院初日から入院給付金が出る保険を加えることで、コロナ感染の際に考えられる短期入院にも備えられるようになります。
医療保険は時代に合わせて変わっています。せっかく保険に入っていても、いざというときに使えないのではとてももったいないです。コロナウイルスの流行から、今一度自分の入っている保険を見直してみてもいいでしょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年6月6日公開記事)
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