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日本は数字の「証券コード」、24年からアルファベットを使用へ 意外と便利な使い方

2022/08/08 15:05

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日本では上場企業に数字4桁の証券コードが割り当てられています。例えば、トヨタ自動車は <7203> です。米国は銘柄名を短縮したアルファベットで表記されます。日本の証券コードも案外便利なのですが、数字だけでは割り当てに限界があるため、2024年1月以降にアルファベットが組み合わされることになりました。 日本

日本では上場企業に数字4桁の証券コードが割り当てられています。例えば、トヨタ自動車は <7203> です。米国は銘柄名を短縮したアルファベットで表記されます。日本の証券コードも案外便利なのですが、数字だけでは割り当てに限界があるため、2024年1月以降にアルファベットが組み合わされることになりました。

日本は4桁の数字、米国はアルファベット

証券コードのメリットは、似ている社名の混同を避けやすくなることがあります。たとえば日経平均株価の採用銘柄であるソフトバンクグループとソフトバンク、日本郵船と日本郵政などは似ており、特に会話する際に混同して間違えやすいといえます。

しかしソフトバンクグループ <9984> とソフトバンク <9734> 、日本郵船 <9101> と日本郵政 <6178> といったようにコードがあれば明確に違いが分かります。

一方で、日本の数字だけで表記する方法では、数字だけを見てもどの会社か分からないためかえって混同しやすいともいえます。投資に慣れた人であれば代表的な企業のコードは覚えているでしょうが、 <9101> といっても「日本郵船」であることは分かりません。

一方、米国でのようにチッカー(ティッカー)と呼ばれるアルファベットの組み合わせが使われていると、少ない文字数で瞬時に銘柄を判別できます。例えば、iPhoneで有名なアップル(Apple Inc.)はAAPL、電気自動車で有名なTesla, Inc.ならTSLAと標記されます。

証券コードの意外なメリット

数字だけではどの会社か分かりませんが、ある法則を知っていれば、業種は分かります。例えば、自動車なら7000番台、金融なら8000番台と決まっているからです。

また投資家が利用する会社四季報も証券コードが若い順に並んでいます。分厚い四季報で素早くページを開けるように工夫されているのです。

また、証券コードは各業種の歴史ある名門企業から順に割り振られています。そのため、末尾が01の企業は“ゼロイチ銘柄”と呼ばれ、一目置かれる存在と言われました(現在は業界内の地位が入れ替わったり、合併を経たりしており、必ずしも通用する見方とは言えません)。

「数字が足りない!」数字だけの証券コードの限界

2024年1月以降に使用する証券コードはアルファベットが組み合わされることになったのは、4桁の数字の組み合わせには限界があるからです。

0000から9999まで使える組み合わせは1万通り。業種による区分を考慮すると、実際に使える組み合わせはさらに限られます。2022年5月末の上場会社数は3822社あります。

24 年1月からは、アルファベットが先頭から2桁目か4桁目、または両方に使われます。たとえば9A76、987C、9A7Cといった具合になるようです。

西暦2000年を迎えるにあたり、「世界中のプログラムが誤作動を起こす」と騒動になりました。証券コードの変更が何事もなく完了することを祈ります。

文・高村阿木夫(現役銀行員のマネーライター)
編集・dメニューマネー編集部

(2022年6月6日公開記事)

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