平均年収を見て「そんなにもらっていない」と感じる人も多いのではないでしょうか。実は、40代の約6割が平均年収に届いていない現実があります。40代の平均年収と年収のボリュームゾーンを見てみましょう。
40代の平均年収は502万、平均に届かない人は56%
2021年の40代の平均年収は502万円でした(転職求人サイト「doda」調べ)。年収分布は次の通りです。
年収 | 割合 |
---|---|
300万円未満 | 13.2% |
300~400万円 | 21.6% |
400~500万円 | 21.3% |
500~600万円 | 15.6% |
600~700万円 | 10.9% |
700~800万円 | 6.6% |
800万円以上 | 10.8% |
40代の年収分布で最も多いのは、300万~400万円でした。500万円未満の人の割合を合計すると56.1%です。約6割が平均年収に届いていないことが分かります。
40代の10人に1人は年収800万以上
一方、40代で年収800万円以上の人が10.8%いることにも要注目です。10人に1人は年収800万円以上と考えると、意外と多いと感じるのではないでしょうか。
平均年収が高い職業には、専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)や、企画/管理系、技術系(IT/通信)などがあります。業種で見ると、金融、IT/通信、メーカーの順に平均年収が高い結果でした。
キャリアを見直し年収アップを目指そう
年収に影響を与える要素は、毎年の昇給に加え、管理職手当や資格手当など多くあります。40代のうちにキャリアを見直し、昇進や資格取得の機会を逃さないよう、積極的にチャレンジしましょう。
年収アップとあわせて生活コストを見直すことも大切です。40代は子どもの教育費など生活コストが高くなりがちな時期。無駄な出費を抑えて、少しでも貯蓄習慣を身につけましょう。
文・木崎 涼(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部
(2022年6月10日公開記事)
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