老後の格差が拡大!還暦の平均貯金額はいくら?「65歳以降も働きたい」が約8割【調査】

2022/08/09 19:05

https://money.smt.docomo.ne.jp/image/TQySczcmSoyO8DBlVyVODw.jpg
今年還暦を迎える人に、何歳まで働きたいか聞いたところ、およそ8割もの人が65歳以降も働きたいと答えた。70歳以降も働きたいと思う人も3割強いるという。 また貯蓄額を聞いたところ、平均は3,122万円で、前年比で96万円も増えているものの、100万円未満の人が約2割、500万円未満の人が約4割もいるなど、高齢者の間でも格

今年還暦を迎える人に、何歳まで働きたいか聞いたところ、およそ8割もの人が65歳以降も働きたいと答えた。70歳以降も働きたいと思う人も3割強いるという。

また貯蓄額を聞いたところ、平均は3,122万円で、前年比で96万円も増えているものの、100万円未満の人が約2割、500万円未満の人が約4割もいるなど、高齢者の間でも格差が広がっている実態がうかがえる。

貯蓄額にも格差が見られた

調査はプルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険(PGF生命)が、2022年に還暦を迎える人2,000人を対象に実施。

そのうち、59歳時点で働いている人(働いていた人)1,435人に、60歳以降何歳まで働きたいか尋ねたところ、「65歳以降も働きたい」人が79.0%いた。

調査ではまた、現段階の貯蓄金額(配偶者がいる場合は夫婦2人分)について聞いており、平均は3,122万円だった。2018年の調査では2725万円だったので、4年で397万円増えている。

数年前、「老後2000万円問題」が話題となったが、貯蓄額が2,000万円以上ある人は全体で35.7%だった。

平均額は上がっているものの、貯蓄額が100万円未満の人が23.0%いたほか、100〜300万円未満が9.3%、500〜1,000万円未満が13.3%。高齢者の間でも格差が広がっているようだ。

高齢者は現金派?キャッシュレス派? ロボアドを使いたい人の割合は?

買い物で現金とキャッシュレス決済のどちらが多いかも聞いており、キャッシュレスのほうが多いと答えた人が70.8%いた。前年の調査では68.0%だったため、2.8ポイントと微増している。

お金の管理をアプリ(銀行アプリや家計簿アプリ)でしたいかどうかについては、30.5%が前向きな意向を示した。

さらに、ロボアドなどのAI(人工知能)を活用した資産運用サービスについて、「利用したい」人は23.3%いたが、男女で大きく意向が異なる結果に。男性は28.1%、女性は18.4%と、9.7ポイントも差があったという。

お金の管理をアプリで行いたいと答えた610人に限ると、AI資産管理サービスを使いたい人は48.5%もいたとう。PGF生命は「お金の管理をアプリで行うこととあわせて、AIを活用した資産運用サービスもアプリで利用することができたら、先進的な資産管理や資産運用が実現できるだろうと期待している人が多いのでは」とコメントしている。

文/編集・dメニューマネー編集部

(2022年6月7日公開記事)

【関連記事】
6月に届く「年金振込通知書」 捨てちゃいけない3つの場合
初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部)
新たに10万円!「住民税がかからない世帯」の救済制度
SBI証券と楽天証券どちらで開設する?(外部)
加給年金が支給停止になる2つのケース