アスパラガス、カリフラワー、アボカド、漢字で書ける?【まとめ】

2022/08/14 11:05

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カタカナ表記の野菜や果物の中には、漢字で書けるものもあります。今回は、今が旬の「アスパラガス」、ブロッコリーの突然変異といわれる「カリフラワー」、栄養価の高い「アボカド」の3つの食材を紹介します。 それぞれどんな漢字で書くか分かりますか? アスパラガス──国産は4~6月が旬、「アスパラギン酸」というアミノ酸が含まれる

カタカナ表記の野菜や果物の中には、漢字で書けるものもあります。今回は、今が旬の「アスパラガス」、ブロッコリーの突然変異といわれる「カリフラワー」、栄養価の高い「アボカド」の3つの食材を紹介します。

それぞれどんな漢字で書くか分かりますか?

アスパラガス──国産は4~6月が旬、「アスパラギン酸」というアミノ酸が含まれる

アスパラガスは漢字で「竜髭菜」と書きます。

アスパラガスの名前の由来はギリシャ語の「たくさん分かれる」という言葉が語源で、「新芽」を指します。

アスパラガスの原産国は南ヨーロッパで、その歴史は紀元前2000年頃といわれています。古代ギリシャ・ローマ時代にはすでに栽培されており、中世では痛風に効く薬草として重宝されていました。

日本へは江戸時代にオランダ人より観賞用として伝えられました。ただし、食用として導入されたのは明治時代、本格的な栽培が始まったのは大正時代です。北海道岩内町出身の農学博士である下田喜久三さんが、地元の冷害にも強いアスパラガスを品種改良。本格的なアスパラガス栽培がはじまりました。

戦前は缶詰用のホワイトアスパラガスが流通の大半を占めていましたが、その後国内でも消費されるようになり、昭和40年代以降はグリーンアスパラガスが主流に。近年、アントシアニン色素の多い紫色や桜色の品種も登場しています。

カリフラワー──昭和30年代の日本ではブロッコリーよりも人気

カリフラワーは漢字で「花椰菜」と書きます。原産地は地中海沿岸です。

日本へは明治初期にブロッコリーとともに伝わりました。当時は食用としても観賞用としても普及しませんでしたが、洋食文化が広まった昭和30年代後半から親しまれるようになりました。しかし、昭和50年代後半の緑黄色野菜ブームにより、ブロッコリーと人気が逆転。現在のブロッコリーの流通量はカリフラワーの5倍以上です。

日本でカリフラワーといえば白が主流ですが、ここ数年は紫や黄色・オレンジなどの品種や、カリフラワーとブロッコリーの中間のロマネスコなど、さまざまな品種が渡ってきています。ロマネスコはつぼみが円錐形を描く美しい形をしており、イタリアの伝統品種でヨーロッパでは定番の野菜です。

アボカド──インカ帝国時代から食べられていた

アボカドは漢字で「鰐梨」と書きます。アボカドの皮がワニの背中を連想させるから「鰐」の漢字が使われたようです。

13世紀頃のインカ王の墓からアボカドの種が出土されたため、インカ帝国時代から既に栽培されていたと考えられています。

野菜のイメージを持つ人も多いですが、アボカドは実は果物です。果肉の約20%が脂肪分ですが、そのほとんどが不飽和脂肪酸という体に良い脂肪です。高血圧予防に効果的なカリウム、ビタミン、ミネラルを摂ることができ、その栄養価の高さはギネスブックに記載されるほどです。

宮崎県には高級アボカドを栽培する「夢逢いファーム」と呼ばれる農場があります。運営するのは宮崎銀行で、2017年に設立しました。水やりや温度管理、ハウスの防犯装置などを全てスマートフォンで遠隔操作するなど、ITを活用したスマート農業を行っています。稼げる農業モデルとして確立させ、就農者を増やすことで地域経済を活性化させることを目指しています。

文/編集・dメニューマネー編集部

(2022年6月12日公開記事)

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