ガソリンスタンドに価格が提示されている「ガソリンと軽油」や、ホームセンターで売られることもある「灯油」。どれも石油製品ではありますが、それぞれ内容や役割は異なります。
軽油には「軽」の字が付くからといって、軽自動車に入れる油ではありません。用途を間違えると大変危険な「ガソリン・軽油・灯油」ですが、3つの違いが分かりますか?
見分けが付かないと危険なため「ガソリン」は着色されている
「ガソリン」とは原油を加熱後、蒸留する過程で作られる製品です。精製するときの温度の違いによってさまざまな石油製品が留出されますが、そのなかの一つがガソリンです。
ガソリンは低い温度でも火がつきやすいので、エンジンの動力として最適です。本来は無色透明ですが、危険なためオレンジ系の色に着色されています。
一方、「軽油」とはディーゼル油とも言われ、主にディーゼルエンジンに使用する製品です。製造過程では、ガソリンに比べて高温で精製されます。軽油の色は無色透明か、淡い黄色に着色されています。軽油には潤滑成分などが添加されています。
「灯油」とは、常温で燃えにくく安全性が高いため、家庭用の燃料としてよく使われる製品です。石油ストーブやファンヒーターに使われるのが灯油です。普通、灯油は着色されておらず無色透明をしています。
解答:「ガソリン・軽油・灯油」の違いとは……
「ガソリン」とは、ガソリン車の燃料として使用される製品で、「軽油」とは、バスやトラックなどディーゼルエンジンに必要な燃料です。「灯油」は、主に暖房器具で利用される製品です。
レギュラーやハイオクなどの「ガソリン」と比べて「軽油や灯油」が低価格なのは、税金が安いためです。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年6月13日公開記事)
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