5円の切手が数万円?高値で売れる「プレミア切手」4選!家のどこかに眠ってない?

2022/12/17 15:30

ひと昔前に特に流行した趣味「切手収集」。今でも根強いファン、コレクターは多数いますが、手紙や葉書よりもメールやチャットの時代、切手そのものに触れる機会も減ってしまいました。しかし親や祖父母、親戚が収集していたコレクションの中には、高値で取引される「プレミア切手」が眠っている可能性があります。中でも高値がつきやすいのは、

ひと昔前に特に流行した趣味「切手収集」。今でも根強いファン、コレクターは多数いますが、手紙や葉書よりもメールやチャットの時代、切手そのものに触れる機会も減ってしまいました。しかし親や祖父母、親戚が収集していたコレクションの中には、高値で取引される「プレミア切手」が眠っている可能性があります。中でも高値がつきやすいのは、どのような切手なのでしょうか。

見返り美人図 1シート5000〜2万円

“浮世絵の祖”と称される菱川師宣の浮世絵をモチーフにした切手で、プレミア切手の代表格といえます。額面は5円で、1シート5枚。現存するものが少ないため現在では高値で取引され、相場は1シート5,000円〜2万円です。

コレクター向けに発売された発行枚数の少ない切手で、発売当初から人気を博しました。かつては買取価格が1シートで10万円だったケースもあるといいます。

しかし、1991(平成3)年に発売された復刻版には額面以上の価値はないため注意が必要です。

月に雁(8円) 5000〜2万円

歌川広重の同名作品が印刷された額面8円の切手で、1949(昭和24)年に発行されました。「見返り美人図」とともにプレミア切手の代表格として知られています。

こちらも「見返り美人図」と同じく発行枚数が少ないため希少価値が高く、相場は1シート5,000円〜2万円です。

ビードロを吹く娘 数千円

喜多川歌麿の浮世絵をもとにデザインされた額面10円の切手で、1955(昭和30)年の発売直後からブームになり、当時でも1シートで数万円の値がついたといわれる人気の品。

ちなみにビードロとは、ガラスを意味するポルトガル語からきており、ガラス製の玩具などのことを「びいどろ」「ぽっぺん」などと呼んでいたそうです。

発行枚数が比較的多いため現在は価格が落ち着いているものの、こちらもバラではなくシートなら数千円程度で取引されています。

80年代以前の中国切手も

国内の切手以外で価値が高いのが、1980年代以前に中国で発行された切手です。

1960年代から70年代にかけて勃発した文化大革命によって切手のコレクションが禁止されたことから、その前後に発行された切手の価値は高いのです。

特に有名なのは「赤猿」と呼ばれる切手で、1枚で何と10万円以上の値がつくこともあります。

保存状態が重要

切手の買取価格は保存状態によるところが大きく、シートのまま残っているかどうか、汚れ、折れ、破れの有無によっても変わります。

もしきれいな状態のシートが見つかれば、その分高値で売れるかもしれません。切手収集している家族がいる人は、次に実家に帰った時などに聞いてみてはいかがでしょうか。

文/編集・dメニューマネー編集部
画像・paseven / stock.adobe.com(画像はイメージです)

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