日本ではさまざまなものが値上がりしているが、それでも海外と比べると安く手に入るものは多い。外国人が日本に来て安さに驚いてしまう、3つのものを紹介する。
日本のiPhone14は世界で一番安い?
iPhone 14(128GB)の価格を世界各国のAppleのWebサイトで調べたところ、価格が分かった37ヵ国のうち、最も安いのが日本で11万9,800円。次いでアメリカが11万9,801円、中国が12万5,181円となっている(Nukeni調べ、9月14日時点)。
アメリカは地域によって税率が異なり、税率が最も低い地域で買った場合の価格だ。
最も高いのはトルコで24万5,502円、次いでブラジルの21万1,577円。トルコは日本の2.05倍、ブラジルは1.77倍だ。
iPhone 14 Plus、iPhone 14 Proなどの機種やギガ数によってランキングは変わる。しかしiPhone 14シリーズ全体で見ると、日本はかなり安い。
ダイソーが100円均一なのは日本だけ?
ダイソーは2021年2月現在、海外の24の国と地域に2,272店舗を出店しているが、百円程度で商品が買えるのはどうやら日本だけのようだ。
日本でダイソーといえば100円(税抜)均一だが、世界ではいくら均一なのだろうか。ダイソーが公表している現地価格を日本円に換算してみた(為替レートは9月14日付)。
国名 | 現地価格(日本円) |
---|---|
アメリカ | 1.5ドル(217円) |
ブラジル | 7.99レアル(222円) |
中国 | 10人民元(207円) |
タイ | 60バーツ(236円) |
フィリピン | 88フィリピンペソ(222円) |
オーストラリア | 2.8オーストラリアドル(273円) |
UAE | 7UAEディルハム(275円) |
これらの国では、価格は日本の倍以上となっている。
東京ディズニーランドのチケットは最安値水準
値上がりを続ける東京ディズニーリゾートのチケットだが、世界6都市のディズニーランドのチケット(1デーパスポート)を比べると、日本は最も安い水準にあることが分かる。
東京ディズニーランドのチケットは1人7,900円〜であるのに対し、例えばフロリダではおよそ1万5,700円〜、香港ではおよそ1万1,800円〜だ(為替レートは9月14日付)。
国や地域 | 現地価格(日本円) |
---|---|
アメリカ・カリフォルニア | 104ドル〜(1万5,000円) |
アメリカ・フロリダ | 109ドル〜(1万5,700円) |
フランス・パリ | 56ユーロ〜(8,000円) |
中国・上海 | 435人民元〜(9,000円) |
香港 | 639香港ドル〜(1万1,800円) |
円安でさらに「お買い得な国」になっている
日本が先進国を含む多くの国よりもモノが安い国であることは間違いなさそうだ。しかし、その分、給料も上がっていないので喜べるかどうかは別だろう。
このところの急激な円安で、外国人にとっては日本が「お買い得な国」という印象はさらに強まっている。インバウンドの復活で外国人の買い物はさらにおう盛になるかもしれない。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
【関連記事】
・老後破産するアブナイお金の使い方
・初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部)
・10月から年金が減る?振り込み額が少なくなる2つのパターン
・積立NISAを始めるタイミングは2022年がベスト?(外部)
・金運アップにつながる朝の習慣4選