パイロットが使っている業界用語「タクシー」って何?──【ビジネス・業界用語】

2022/09/18 11:00

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憧れの制服の職業といえばパイロット。空港で見かける凛々しい制服姿につい視線を向けてしまいます。パイロットになるには、最上位の国家資格と様々な実地試験や身体検査に合格する必要があります。 そんな狭き門のパイロットが使っているのが「タクシー」。駅で見かける「タクシー」ではなく、パイロットが使う業界用語です。この業界用語を知

憧れの制服の職業といえばパイロット。空港で見かける凛々しい制服姿につい視線を向けてしまいます。パイロットになるには、最上位の国家資格と様々な実地試験や身体検査に合格する必要があります。

そんな狭き門のパイロットが使っているのが「タクシー」。駅で見かける「タクシー」ではなく、パイロットが使う業界用語です。この業界用語を知っていますか?

「タクシー」は航空機の地上走行

「タクシー」とは、パイロットが飛行の際に握る操縦桿とは別にあるハンドルを操作して飛空機を地上走行させることを指します。飛行機は、通常駐機場という乗客の乗降や荷物の積み下ろしをする場所に停められています。飛行の際は、駐機場から滑走路までの誘導路を「タクシー」で移動していますが、その誘導路は「タクシーウェイ」とも呼ばれています。

定期便を運行するパイロットになるには、自家用操縦士、事業用操縦士、定期運送用操縦士の3つの国家資格が必要です。更に飛行機は、エンジンの数や構造、機種別に分けられているため、等級や飛行機の型式ごとに実地試験にも合格する必要があります。

航空大学校は空に憧れる人が通う公的な学校

パイロットになるにはさまざまなルートがありますが、大手航空会社に就職して、自社要請パイロットとして訓練を受けたり、航空大学校に進学して資格を取得したりするのが一般的です。

航空大学校とは1954年に宮崎に設立された、国内唯一の公的な操縦士教育訓練機関です。出願資格は25歳未満であること、4年制大学に2年以上在学(修得単位数に規定あり)、あるいは短大・高専卒業程度の学力を必要とするなど規定されています。在学中に専門知識・技術を習得し、各航空会社へ就職します。

文/編集・dメニューマネー編集部

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