注文住宅の建築を検討していると耳にする「ZEH(ゼッチ)」や「ZEH+(ゼッチプラス)」。どちらもエコに関連しますが、2つの内容は異なります。
2022年9月、東京都は新築される一般住宅に対し、太陽光発電システム義務化の方針を発表しました。これは「2030年、新築住宅の6割に太陽光発電システムが設置される」という政府の目標を上回ります。
改めて注目したい「ZEHとZEH+」、2つの違いが分かりますか?
省エネ住宅は補助金の交付や税金優遇などを受けられる
「ZEH」とは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略です。消費エネルギーを基準より20%以上削減するとともに太陽光発電システムによってエネルギーを創り出し、年間のエネルギー収支をゼロ以下にするのがZEH住宅の条件です。
基準を満たす新築住宅は補助金を申請できます。令和3年度は施主都合で申請を取り下げたもの以外、ほぼすべて交付されていました。令和4年度も一次から四次まで期間を区切って公募中です。
補助金額は55万円です。さらに蓄電池を搭載すると1kWhあたり2万円が加算されます。ただし上限は20万円もしくは必要経費(蓄電池の材料および工事費)の3分の1と定められています。
一方、「ZEH+」とは、ZEHより省エネ性を高めた住宅です。消費エネルギーを基準より25%以上削減することと、さらなる省エネ仕様・設備の採用が条件です。
補助金額は100万円が基本で、ZEHと同じく蓄電池による加算があります。そのほかCLTやPVTシステムなどの指定された建材・設備を用いると補助額がさらに追加されます。
解答:「ZEHとZEH+」の違いとは……
「ZEH」とは、消費エネルギーを削減と太陽光発電により年間のエネルギー収支をゼロ以下にする住宅で、「ZEH+」とは、さらなる省エネ性を実現する住宅です。いずれもZEHビルダーとして登録された業者が建築する必要があります。
文/編集・dメニューマネー編集部
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