大阪と神戸を結ぶ鉄道を運営する阪急電鉄。運行を開始したのは1910年です。一般の人が沿線に家を構え、百貨店や劇場を楽しむライフスタイルは大変画期的なことでした。 今回取り上げる「●がないからできないという人は、●があってもできない」は阪急電鉄を創業した小林一三の名言です。2つの●には同じ言葉が入りますが、正解は何でしょ
大阪と神戸を結ぶ鉄道を運営する阪急電鉄。運行を開始したのは1910年です。一般の人が沿線に家を構え、百貨店や劇場を楽しむライフスタイルは大変画期的なことでした。
今回取り上げる「●がないからできないという人は、●があってもできない」は阪急電鉄を創業した小林一三の名言です。2つの●には同じ言葉が入りますが、正解は何でしょうか?
できない理由を探す人は、解決しても別の言い訳を考える
答えは、「金」です。小林一三が成功させた事業は私鉄の運行だけではありません。利便性の高い沿線に住宅用の土地を開発。さらに、頭金に10年間の月賦を組み合わせて家を取得する仕組みを考え、サラリーマンが家を持てる機会を創出しました。
100年以上の歴史を誇る宝塚歌劇を設立したのも小林一三です。きっかけは沿線開発で建設した室内プールがたった2ヵ月で閉鎖したことです。この施設を利用して、歌劇やダンスの公演を行うことを考え付きました。数年後に開業した「阪急うめだ本店」は現在でも親しまれています。
独創的なアイディアとひらめきで、現代にも通じる豊かな暮らしを実現した小林一三。「金がないからできないという人は、金があっても何もできない」の名言からは、「お金さえあればビジネスができる」という考えの甘さを厳しく指摘されているようにも感じられます。
文/編集・dメニューマネー編集部
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