安倍晋三元首相の「国葬」が9月27日に行われます。2022年9月8日に逝去したエリザベス元女王の葬儀も国葬として行われるそうです。似たような葬儀の形として、「国民葬」や「合同葬」もあります。当然、意味は異なります。
「国葬・国民葬・合同葬」、3つの違いが分かりますか?
元首相の国葬は1967年の吉田茂氏以来
「国葬」とは国の儀式として行う葬儀で、葬儀費用は国費によってまかなわれます。安倍元首相が亡くなったのは、衆議院選挙の応援演説中でした。国葬は9月27日、日本武道館で行われます。元首相の国葬は1967年の吉田茂氏以来です。
国葬には、外国要人の接遇のため多くの費用が必要とされており、費用は16億6,000万円程度と報じられています。参列予定者は米国ハリス副大統領、カナダのトルドー首相、インドのモディ首相、オーストラリアのアルバニージー首相などです(9月12日現在)。
一方、「国民葬」とは、一部の費用を国がまかなう葬儀です。1975年には佐藤栄作元首相の国民葬が行われました。
「合同葬」とは、内閣と衆議院が合同で行う葬儀です。近年、首相経験者の葬儀は合同葬が主流になっています。2020年には中曽根康弘元首相の合同葬が行われ、葬儀総額はおよそ1.9億円とされていました。合同葬は、遺族と企業の合同で行う葬儀(社葬)を指すこともあります。
解答:「国葬・国民葬・合同葬」の違いとは……
「国葬」とは費用のすべてを国費でまかなう葬儀で、「国民葬」とは国が一部の費用を負担する葬儀です。「合同葬」は、元首相の場合は内閣・衆議院の合同で行われ、元社長などの場合は会社・遺族の合同で行われる葬儀です。
文/編集・dメニューマネー編集部
【関連記事】
・老後破産するアブナイお金の使い方
・初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部)
・10月から年金が減る?振り込み額が少なくなる2つのパターン
・積立NISAを始めるタイミングは2022年がベスト?(外部)
・金運アップにつながる朝の習慣4選