相撲界で使われている業界用語「米びつ」って何?──【ビジネス・業界用語】

2022/09/25 11:00

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日本の国技・相撲。相撲は、1500年以上の歴史がある日本の伝統文化で、スポーツとしての基礎が確立したのは、江戸時代です。古くから日本の生活に根付き、発展していった相撲の世界で使われているのが「米びつ」。お米を入れる容器ではなく、違う意味を持つようですが、この業界用語を知っていますか。 力士は「米びつ」を目指している 「

日本の国技・相撲。相撲は、1500年以上の歴史がある日本の伝統文化で、スポーツとしての基礎が確立したのは、江戸時代です。古くから日本の生活に根付き、発展していった相撲の世界で使われているのが「米びつ」。お米を入れる容器ではなく、違う意味を持つようですが、この業界用語を知っていますか。

力士は「米びつ」を目指している

「米びつ」とは、実力や人気がある稼ぎ頭の力士を指します。

相撲の世界では、お金にまつわる言葉を“お米”に関連づけた言葉として使っています。例えば、“お米”は、給料やお小遣いなどを指しますが、昔の力士がお給料をお米で支払われていたことが由来していると言われています。

相撲の番付には6つの階級と定員数がある

相撲には番付と呼ばれる“力士のランキング”があります。番付には6つの階級があり、それぞれ定員が決められ、上から幕内42名、十両28名、幕下120名、三段目200名で、序二段、序ノ口以下には定員はありません。

さらに、幕内には5つの格付けがあり、上から横綱、大関、関脇、小結、前頭と続きます。前頭や十両以下には順位があり、順位は◯枚目と呼ばれます。

相撲部屋には力士一人当たり約180万の補助金が入る

相撲部屋の主な収入は、相撲協会からの補助金です。金額は番付により異なりますが、少なくとも力士1人当たり年間約180万が支給されています。内訳は、力士養成費として幕下以下に1ヵ月7万円、稽古場経費として、1場所ごと(2ヵ月に1回)に5万5,000円、相撲部屋維持費として、1場所ごと11万5,000円となっています。

なお、相撲部屋に十両以上の関取がいれば、養成奨励金が1場所ごと支給されます。養成奨励金の最高額は横綱の30万円、最低額は10両の3万円で、「米びつ」が多いほど、相撲部屋の収入も増える仕組みとなっています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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