退職・老後が近い

50代で老後資金を貯める3つの方法

2022/09/26 11:30

50代で貯金がない人が老後資金を確保するためには、若い世代とは違った工夫が必要です。比較的短期間で老後資金を確保するための方法は3つあります。 方法1 住居費を節約する 固定費の中で最も大きな負担となる「住居費」をまず見直しましょう。 50代は、子どもが大学を卒業して自立する時期でもあるので、家賃の安い地域や部屋数の少

50代で貯金がない人が老後資金を確保するためには、若い世代とは違った工夫が必要です。比較的短期間で老後資金を確保するための方法は3つあります。

方法1 住居費を節約する

固定費の中で最も大きな負担となる「住居費」をまず見直しましょう。

50代は、子どもが大学を卒業して自立する時期でもあるので、家賃の安い地域や部屋数の少ない物件に引っ越すことで住居費を抑えられます。月3万円家賃を安くできれば、30年間で固定費を1,080万円削減できる計算です。

マイホームがある人は、マイホームを担保にしてお金を借りられる「リバースモーゲージ」を検討してみましょう。家はあっても収入が少ないという高齢者が、家を手放さずに一定の資金を確保できる手段といえます。

方法2 金融商品で備える

金融商品で備える方法も、50代で老後資金を貯める一つの手段です。まとまった資金がなくても、毎月積み立てができるつみたてNISAiDeCo、個人年金保険があります。

ただし、iDeCoや個人年金保険には最低加入期間や払込期間があるので注意しましょう。

iDeCoは60歳以降かつ5年以上加入しないと受け取れません。個人年金保険は契約内容によりますが、20年以上の払込が必要になるものが一般的です。

50代から金融商品への積み立てを始めるなら、加入期間や払込期間の制約がないつみたてNISAの利用が現実的でしょう。毎月3万円を年3%の運用利回りで投資できれば、10年後には約420万円になります。

退職金がある会社員や公務員なら、退職金と合わせて1,500万円程度の老後資金を確保できます。

方法3 副業やパートで収入を増やす

住居費の節約や金融商品への投資でカバーしきれない部分は、副業やパートで収入を増やして老後資金を確保しましょう。

今では、パソコンやスマホ1台でできる副業が数多くあり、初期投資はほとんどかかりません。

副業で月3万円以上稼いでいる人は全体の6割以上いるので、十分な副収入になる可能性があります(パーソルキャリア2021年8月調査)。

副業で稼ぐのが難しい人は、パートやアルバイトで稼いでもいいでしょう。体力的に問題なければ、60代以降もある程度の収入を確保できます。

ただし、おいしい副業を紹介するという詐欺も増えています。副業にせよ投資にせよ「おいしい情報」には裏があると考え、安易に飛びつかないようにしましょう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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